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【横浜DeNA】森 敬斗選手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。

今回は森 敬斗選手です。

 

 

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森 敬斗 | 横浜DeNAベイスターズ

画像:横浜DeNAベイスターズホームページ 選手名鑑より引用

2020年の振り返り

2019年ドラフト1位指名された森選手ですが、1年目の2020年はこのような成績でした。

【1軍】

8試合 12打席 12打数 3安打 1二塁打 1三振

打率.250 出塁率.250 長打率.333 OPS.583

【2軍】

58試合 207打席 186打数 34安打 2本塁打 48三振 7盗塁

打率.210 出塁率.260 長打率.280 OPS.540

高卒1年目というのもあって、開幕してからずっと2軍にいて、シーズン終盤に1軍昇格してきました。

2軍では6~7月までは故障の影響もあってなかなか結果を残せない日々でしたが、8月に入ってからは徐々に成績を上げていき、攻守両面での成長が見られました。

成績的にはまだまだ物足りない部分がありますが、随所に身体能力の活かしたプレーが見られましたし、学習能力の高さも見えるので今後も成長し続けてくれると期待できます。

1軍昇格した際は初打席でレフトフェンス直撃の二塁打を打ち、観客を大いに沸かせましたね。2軍で課題だった三振の多さも12打席で1つに留まっていますし、俊足でホームに帰ってきて得点するなど、1軍でも物怖じしないプレーができたのは良い経験になったでしょう。

ドラ1指名選手としてまだまだ将来が期待できる活躍はできたのでは無いでしょうか。

 

2021年の期待

2021年は高卒2年目を迎える森選手ですが、期待値としては今季やや物足りなかった2軍成績の大きな改善をまずは期待したいです。

1軍で活躍できたので2年目からは1軍!という声もあるかもしれませんが、1軍もまだ12打席とかなり少ない打席数で、正直これだけで実力を測るのは難しいでしょう。

2020年はコロナの影響で試合数も少なかったですし、森選手も2軍で不安定な時期があってずっと好調をキープできなかったという課題もあるので、そういった課題を克服する2年目となって欲しいと思います。

具体的に期待する成績としては以下の成績です。

2軍 400打席 打率.250以上 出塁率.350以上 長打率.350以上 OPS.700以上

盗塁数30 盗塁成功率75%以上

まずは2軍でシーズン通して打席に立つ経験ということで400打席、そして打率、出塁率長打率など各打撃指標を向上させて、OPS.700以上に到達。

DeNAだと桑原や細川が1年目には2軍でOPS.600、2年目に2軍でOPS.700前後までになっていて、彼らはその後も順調に成長して桑原は1軍レギュラー奪取までに至ったので、このペースに合うような形で成長していけると良いと思います。

【育成】高卒ルーキーの2軍成績とその後の傾向調査 - データで語るドラフト・育成論

そして森の足を活かせるように、盗塁数と盗塁成功率の向上も期待したいです。

オフシーズンは今年の課題への取り組みとして、身体づくりを行ってスピードを維持しつつパワーをつけたいとコメントを残しました。今季は確かに好不調の波が激しかったことや、全体的にパワー不足なところがありましたし、森の身体能力を考えればまだまだ伸ばしていくことは可能でしょう。肩や足の速さなどは素晴らしいものを持っていますし、一発を打てるパワーもあり身体能力はやはり凄いものがあるので、これらをどれだけ伸ばしていけるか、そして実戦で活かせるかが大事です。

是非、来季は今季以上に飛躍的な成長を遂げて大きな活躍を見せて欲しいですね。

 

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