データで語るドラフト・育成論

プロ野球ニュース解説、ドラフト候補紹介、野球関連の持論・考察・寸評などを記事にしています。

【歴代】日本シリーズ・CS優勝チーム

歴代:日本シリーズ・CS優勝チーム

2007年~2024年

 

CS優勝回数

セ・リーグ

1位:巨人     6回

2位:ヤクルト   3回

   中日     3回

4位:DeNA     2回

   阪神     2回

   広島     2回

 

パ・リーグ

1位:ソフトバンク 8回

2位:日本ハム   4回

3位:オリックス  3回

4位:楽天     1回

   ロッテ    1回

   西武     1回

 

順位別CS勝率

セ・リーグ

1位:14回(77.8%)

2位: 2回(11.1%)

3位: 2回(11.1%)

 

パ・リーグ

1位:15回(83.3%)

2位: 2回(11.1%)

3位: 1回(5.6%)

 

日本シリーズ優勝回数

1位:ソフトバンク 7回

2位:巨人     2回

3位:DeNA     1回

   阪神     1回

   オリックス  1回

   ヤクルト   1回

   日本ハム   1回

   楽天     1回

   ロッテ    1回

   西武     1回

   中日     1回

 

順位別日本シリーズ勝率

1位:13回(72.2%)

2位: 3回(16.7%)

3位: 2回(11.1%)

 

セ・パ別

パ1位 50.0%

セ1位 22.2%

パ2位 11.1%

セ2位 5.6%

セ3位 5.6%

パ3位 5.6%

 

【横浜DeNA】日本シリーズ優勝から一夜明けた様々な動き

 

2024年11月3日、横浜DeNAベイスターズ日本シリーズ福岡ソフトバンクホークスを破り、26年ぶりの日本一の栄冠を手にしました。

 

DeNAのシーズン成績は 71勝69敗3分 のリーグ3位でしたが、クライマックスシリーズで勝ち上がって日本シリーズの舞台に立つことができました。

対するソフトバンクパ・リーグで91勝49敗3分でリーグ優勝してクライマックスシリーズもストレート勝ちして上がってきました。

貯金2 vs 貯金42という史上最大の差があった日本シリーズでしたが、見事下克上を成し遂げることができました。

 

26年ぶりの日本シリーズ優勝はベイスターズファンとしてまさに感無量で、ここまで応援し続けてきて良かったと、感動・喜び・感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

そんな歓喜の夜から一夜明けて、来シーズンへ向けてのベイスターズの情報が色々と出てきました。

 

コーチ人事

 

まずコーチングスタッフについて今報道されている情報です。

  • 石井 琢朗1軍打撃コーチが2軍の育成部門へ配置転換
  • 小池 正晃1軍外野守備走塁コーチが退団
  • 桑原 義行ハイパフォーマンス部部長が2軍監督
  • 村田 修一氏を1軍打撃部門のコーチとして招聘
  • 河田 雄祐氏をコーチとして招聘
  • 上田 佳範氏をコーチとして招聘
  • 進藤 達哉チーム統括本部長補佐が現場復帰

現時点ではまだ確定では無いですが、これらの情報が出ています。

 

この他に事前に公表されていたのが以下の情報です。

  • 青山 道雄2軍監督兼外野守備走塁コーチの退団
  • 下園 辰哉2軍打撃コーチの退団
  • 嶋村一輝2軍打撃コーチの退団
  • 鶴岡一成2軍バッテリーコーチの退団

 

これらを踏まえて組閣を予想すると、このような形が考えられます。

 

1軍(予想)

監督  :三浦 大輔

ヘッド :進藤 達哉

作戦担当:靍岡賢二郎

打撃  :鈴木 尚典

打撃  :村田 修一

投手  :大原 慎司

投手  :小杉 陽太

内野守備:田中 浩康

外野守備:河田 雄祐

バッテリー:相川亮二

 

2軍(予想)

監督  :桑原 義行

打撃  :石井 琢朗

打撃  :上田 佳範

投手  :入来 祐作

投手  :東野 峻

内野守備:柳田 殖生

外野守備:中井 大介

バッテリー:髙城 俊人

 

2軍の方はこれら以外にも役職が多々あるので、そこまでは予測しづらいですが💦

 

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外国人選手情報

外国人選手についてはオースティン、ジャクソン、ケイ、ウィックの4人は来季残留が濃厚という話が出ています。

しかしウェンデルケンとフォードについては去就が微妙となっていますね。

おそらくウェンデルケンは故障があったことや高年俸なことや、フォードは1軍の出場機会がネックになっているのでしょう。

DeNAとしては外国人選手が7人もいるので、補強との兼ね合いで入れ替えするかどうか難しい判断になってるのだと思います。

 

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補強情報

補強についても記事が出ています。

  • FA権を取得した広島の九里亜蓮投手、楽天酒居知史投手、中日の高橋周平内野手の獲得に向けて調査
  • 中日のライデル・マルティネス投手、阪神戦力外の岩田将貴投手の獲得調査
  • トレバー・バウアー投手の再獲得へ向けて調査

かなり沢山の選手の名前が挙がっているので、全員を獲りに行くというのは難しいと思いますが、積極的な補強を行う可能性はかなり高いですね。

 

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FA権行使有無

DeNAでFA権を取得した選手についても情報が出ています。

佐野恵太選手は「自分の納得のいく決断をしたい」とFA権行使を熟考

京田陽太選手も同じく熟考で、2人共まだ行使するか分からない状態です。

萩原チーム統括本部長はFA権を取得した選手たちに対してしっかり対応していくとし、残留要請していくことを話しています。

 

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2024年ドラフト会議 指名結果・選手一覧

2024年ドラフト会議の指名結果一覧です。

 

 

本指名結果一覧

育成指名結果一覧

 

 

 

埼玉西武ライオンズ

1位 宗山 塁 内野手 明治大 ×

  →石塚 裕惺 内野手 花咲徳栄 ×

  →齋藤 大翔 内野手 金沢高 ○

2位 渡部 聖弥 外野手 大阪商業大

3位 狩生 聖真 投手 佐伯鶴城

4位 林 冠臣 外野手 日本経済大

5位 篠原 響 投手 福井工大福井

6位 龍山 暖 捕手 エナジックスポーツ高

7位 古賀 輝希 内野手 千曲川硬式野球

育成1位 冨士 大和 投手 大宮東高

育成2位 佐藤 太陽 内野手 神奈川大

育成3位 ラマル・ギービン・ラタナヤケ 内野手 大阪桐蔭

育成4位 佐藤 爽 投手 星槎道都大

育成5位 澤田 遥斗 外野手 京都国際高

育成6位 福尾 遥真 内野手 学法石川

育成7位 ウメビンユオ・オケム明 外野手 旭川志峯高 

 

中日ドラゴンズ

1位 金丸 夢斗 投手 関西大

2位 吉田 聖弥 投手 西濃運輸

3位 森 駿太 内野手 桐光学園

4位 石伊 雄太 捕手 日本生命

5位 高橋 幸佑 投手 北照

6位 有馬 恵叶 投手 聖カタリナ学園

育成1位 中村 奈一輝 内野手 宮崎商高

育成2位 井上 剣也 投手 鹿児島実業

 

オリックス・バファローズ

1位 西川 史礁 外野手 青山学院大 ×

  →麦谷 祐介 外野手 富士大   ○

2位 寺西 成騎 投手 日本体育大

3位 山口 廉王 投手 仙台育英

4位 山中 稔真 捕手 三菱重工East

5位 東山 玲士 投手 ENEOS

6位 片山 楽生 投手 NTT東日本

育成1位 今坂 幸暉 内野手 大阪学院大高

育成2位 清水 武蔵 内野手 栃木GB

育成3位 上原 堆我 投手 花咲徳栄

育成4位 寺本 聖一 外野手 広島経済大

育成5位 田島 光祐 捕手 信濃GRN

育成6位 乾 健斗 投手 霞ケ浦高 

 

 

 

東京ヤクルトスワローズ

1位 中村 優斗 投手 愛知工業大

2位 モイセエフ ・ニキータ 外野手 豊川高

3位 荘司 宏太 投手 セガサミー

4位 田中 陽翔 内野手 健大高崎

5位 矢野 泰二郎 捕手 愛媛MP

育成1位 根岸 辰昇 内野手 ノースカロライナA&T州立大

育成2位 廣澤 優 投手 愛媛MP

育成3位 下川 隼佑 投手 オイシックス

育成4位 松本 龍之介 捕手 堺シュライクス

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

1位 宗山 塁 内野手 明治大

2位 徳山 一翔 投手 環太平洋大

3位 中込 陽翔 投手 徳島IS

4位 江原 雅裕 投手 日鉄ステンレス

5位 吉納 翼 外野手 早稲田大

6位 陽 柏翔 投手 茨城AP

育成1位 岸本 佑也 内野手 奈良大付

 

広島東洋カープ

1位 宗山 塁 内野手 明治大  ×

  →佐々木 泰 内野手 青山学院大  ○

2位 佐藤 柳之介 投手 富士大

3位 岡本 駿 投手 甲南大

4位 渡邉 悠斗 捕手 富士大

5位 菊地 ハルン 投手 千葉学芸高

育成1位 小船 翼 投手 知徳高

育成2位 竹下 海斗 投手 敦賀気比

育成3位 安竹 俊喜 捕手 静岡大

 

 

 

千葉ロッテマリーンズ

1位 西川 史礁 外野手 青山学院大

2位 宮崎 竜成 内野手 ヤマハ

3位 一條 力真 投手 東洋大

4位 坂井 遼 投手 関東第一高

5位 広池 康志郎 投手 東海大九州C

6位 立松 由宇 内野手 日本生命

育成1位 谷村 剛 内野手 和歌山東

育成2位 茨木 佑太 投手 帝京長岡

育成3位 長島 幸佑 投手 富士大

 

横浜DeNAベイスターズ

1位 金丸 夢斗 投手 関西大  ×

  →竹田 祐 投手 三菱重工West  ○

2位 篠木 健太郎 投手 法政大

3位 加藤 響  内野手 徳島IS

4位 若松 尚輝 投手 高知FD

5位 田内 真翔 内野手 おかやま山陽高

6位 坂口 翔颯 投手 國學院大

育成1位 小針 大輝 外野手 日大鶴ケ丘

育成2位 吉岡 暖 投手 阿南光高

育成3位 金渕 光希 投手 八戸工大一

 

北海道日本ハムファイターズ

1位 宗山 塁 内野手 明治大  ×

  →柴田 獅子 投手 福岡大大濠高  ○

2位 藤田 琉生 投手 東海大相模

3位 浅利 太門 投手 明治大

4位 清水 大暉 投手 前橋商高

5位 山縣 秀 内野手 早稲田大

6位 山城 航太郎 投手 法政大

育成1位 川勝 空人 投手 生光学園

育成2位 渋谷 純希 投手 帯広農高

 

 

 

阪神タイガース

1位 金丸 夢斗 投手 関西大  ×

  →伊原 陵人 投手 NTT西日本  ○

2位 今朝丸 裕喜 投手 報徳学園

3位 木下 里都 投手 KMGホールディングス

4位 町田 隼乙 捕手 埼玉武蔵

5位 佐野 大陽 内野手 富山GRN

育成1位 工藤 泰成 投手 徳島IS

育成2位 嶋村 麟士朗 捕手 高知FD

育成3位 早川 太貴 投手 くふうハヤテ

育成4位 川﨑 俊哲 内野手 石川MS

 

福岡ソフトバンクホークス

1位 宗山 塁 内野手 明治大  ×

  →柴田 獅子 投手 福岡大大濠高  ×

  →村上 泰斗 投手 神戸弘陵高  ○

2位 庄子 雄大 内野手 神奈川大

3位 安徳 駿 投手 富士大

4位 宇野 真仁朗 内野手 早稲田実

5位 石見 颯真 内野手 愛工大名電

6位 岩崎 峻典 投手 東洋大

育成1位 古川 遼 投手 日本学園高

育成2位 曽布川ザイレン 内野手 浜松商業高

育成3位 大友 宗 捕手 茨城AP

育成4位 広瀬 結煌 投手 市松戸高

育成5位 河野 伸一朗 投手 宮崎学園

育成6位 川口 冬弥 投手 徳島IS

育成7位 津嘉山 憲志郎 投手 神戸国際大付

育成8位 相原 雄太 投手 仙台大

育成9位 岡田 皓一朗 投手 大阪商業大

育成10位 漁府 輝羽 外野手 東北福祉大

育成11位 木下 勇人 外野手 千葉経大付

育成12位 熊谷 太雅 投手 東陵高

育成13位 塩士 暖 投手 門前高

 

読売ジャイアンツ

1位 金丸 夢斗 投手 関西大  ×

  →石塚 裕惺 内野手 花咲徳栄  ○

2位 浦田 俊輔 内野手 九州産業大

3位 荒巻 悠 内野手 上武大

4位 石田 充冴 投手 北星大付高

5位 宮原 駿介 投手 東海大静岡C

育成1位 坂本 達也 捕手 富士大

育成2位 堀江 正太郎 投手 文星芸術大高

育成3位 鈴木 圭晋 投手 横浜創学館高

育成4位 吹田 志道 投手 弘前学院聖愛

育成5位 西川 歩 投手 山村学園

育成6位 竹下 徠空 内野手 明徳義塾高 

 

石川達也は育成契約打診を断り自由契約へ

 

news.yahoo.co.jp

 

石川達也の戦力外について、今朝の報道でその理由が分かってきました。

 

球団側が石川達也に対して育成契約を打診するも、本人が自由契約を選択したということですね。

 

戦力外発表後に色々と憶測が出ていたので、こうして早めに理由を報道したのは良かったと思います。

 

この件に関しては球団の意図も石川本人の気持ちもどちらも分かるので、仕方ないなという感想です。

 

球団としてはこれからオフシーズンにドラフトや補強に動かなければならず、そのためには現在の支配下登録人数を減らす必要があります。

 

しかし一次戦力外発表時、支配下の戦力外は6人で支配下登録は63人でした。

これではドラフトで5~6人も指名したら枠がいっぱいになって何も補強できなくなります。

今季2軍では育成選手の庄司や渡辺が結果を残して支配下登録間近の結果を残してますし、彼らを含めた育成選手を支配下登録できるようにするには、枠が全然足りません。

 

なので残る枠空けの方法としては、支配下登録選手の中で今季故障だったり1軍成績がふるわなかった選手に対して、育成契約を打診するしかありません。

 

それも1人や2人だけでは足りないので、複数人に打診をしているのは明らかです。

 

石川達也はその中の1人だったということでしょう。

 

今シーズンの石川達也は5月まで1軍で投げていましたが、6月以降はずっと2軍でポストシーズンでも上がってこれませんでした。

 

故障はしてないようですがそれでも後半に上がってこれなかったことで、来シーズンに関しても開幕から1軍で、というほどの結果を残せてないと判断されてしまったのだと思います。

 

しかし石川本人としては来シーズンの開幕から1軍で投げれるという自信があったことで、立場が不安定になる育成契約は受けられなかったのでしょう。

 

そうなれば自由契約になり、支配下登録で獲得してくれる他の球団のオファーを待った方が良いと考えてもおかしくありません。

 

ファンとしては若手の有望投手が去ってしまうので悲しいですが、石川としては活躍の場を求めるための移籍で、球団側としても枠を空けるための措置で、どちらの考えも納得しやすいです。

 

自分の考えとしては、石川達也には今後他球団で活躍することを応援しつつ、球団にはその分オフの補強をしっかりやって欲しいと思います。

【DeNA】石川達也に戦力外通告

【DeNA】今季15登板で防御率1・93の石川達也に戦力外通告 下園辰哉2軍打撃コーチの退団も発表(スポーツ報知) #Yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/97238f03da4fc6363a3ae60a4dcbf58030348e1a

 

クライマックスシリーズが終わった翌日に驚く発表がされました。

 

球団が石川達也投手と来季契約を結ばないことを発表しました。

 

https://sp.baystars.co.jp/news/2024/10/1022_08.php

 

石川達也は今季1軍でリリーフとして15試合に登板。

防御率1.93、WHIP:1.29、K/9:5.14 K/BB:2.67という結果でした。

 

ただ1軍で最後に登板したのが5/29で、それ以降は1度も1軍昇格がなくクライマックスシリーズでも登板がありませんでした。

 

故障していたわけではなく、2軍落ちして以降も2軍戦ではずっと登板していましたし、内容もそこまで悪くはなかったのですが、一向に1軍への昇格がないままで、起用に恵まれませんでした。

 

フェニックスリーグにも帯同してましたが、こちらでは登板がありませんでした。

ただ練習は普通にこなしてるので故障している等ではなく、また最初の戦力外発表時に名前が無かったことから、素行面での問題等でも無さそうです。(本人もインスタで否定しています)

 

なので突然の自由契約で、戸惑うファンも多く出てしまいました。

 

 

ここからは推測の域ですが、球団が石川達也に対して育成契約を打診して、石川がそれを断った可能性もあります。

5月以降に1軍登板が無かったことで実力不十分と判断し、さらに枠を空けたい事情もあって、球団が石川に育成契約を打診したということです。

石川としてはこれを受け入れ難く、それなら自由契約になり支配下登録をしてくれる球団を探すという判断をした、ということも考えられます。

 

DeNAはこれまで育成落ちの選手が何人かいましたが、戦力外発表時にはそうした情報を出さず、契約更改時に育成契約が判明していました。

 

なので現時点では育成落ちの情報が出てなくても、既に育成契約の打診が済んでいる選手が何人かいる可能性が高いです。

 

石川が自由契約でも、支配下登録は62人でこれからドラフト等で補強するにはまだ枠がキツイです。

 

そうした背景も含めると、石川へ育成契約を打診して、それを石川が断ったことで自由契約になったという流れも十分に考えられるでしょう。

 

石川はまだ26歳でこれから伸びてくる年代で、チーム内でも貴重な左のリリーフだったことから、ここでチームを離れるのは正直痛手です。

 

とはいえ決まったことはもう覆せないので、石川達也に代わる新たなリリーフ左腕をドラフトで獲得する可能性も出てきました。

 

自由契約の理由については今後発表されるかどうか分かりませんが、短期間とはいえせっかくDeNAで育成契約→支配下登録を掴み、1軍でも活躍した投手ですし、できれば双方納得した上での結論であってほしいです。

 

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