粗削りだが清宮・安田に匹敵する大器を予感
○動画
日大三高 金成麗生 ホームラン 2016年11月3日(木) 平成28年度 秋季東京都高等学校野球大会【決勝】早稲田実業戦
2016高校野球秋季東京大会決勝 日大三・金成麗生選手の5打席
○総評
体格でいえば清宮以上の大型スラッガーでパワーも清宮に匹敵する力を持っている。
東京大会では前半不調でなかなか結果を残せず、準々決勝は出場もできなかったが、準決勝・決勝では見事に復活を果たした。
特に東京大会決勝では早稲田実業との対決で、清宮が日大三のサウスポー櫻井の投球に苦しみ5三振を喫する中、4安打1本塁打と対照的な活躍を見せた。
スイングスピードの速さに加え、高めのボールゾーンの球を無理やりホームランにしてしまうパワーは、今ドラフト候補の中では清宮・安田に匹敵するだろう。
ただ前述の東京大会前半のように調子の波が激しいところが課題といえる。
守備面も一塁手として見てもまだ守備範囲が狭く、今のところは打撃しかアピールできてないのが現状だ。
素材としては十分良いが、まだまだ荒削りの原石でここから時間をかけて磨いていかねばならない。
既にスカウトの注目を集めているが、高卒プロを意識するのならこの冬に徹底して打撃・守備の安定感を身につけないと、プロ入りしたとしてもなかなか結果を出せないだろう。