データで語るドラフト・育成論

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【横浜DeNA】歴代監督・コーチングスタッフ一覧

横浜DeNAの歴代1軍・2軍コーチングスタッフを一覧でまとめています。

1軍

2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012
監督 三浦 大輔 ラミレス ラミレス ラミレス ラミレス ラミレス 中畑 清 中畑 清 中畑 清 中畑 清
ヘッド(総合) 青山 道雄 青山 道雄 青山 道雄 青山 道雄 青山 道雄 進藤 達哉 進藤 達哉 馬場 敏史 二宮 至 高木 豊
打撃 坪井 智哉 田代 富雄 田代 富雄 小川 博文 小川 博文 小川 博文 大村 巌 進藤 達哉 高木 豊 石嶺 和彦
嶋村 一輝 坪井 智哉 坪井 智哉 坪井 智哉 坪井 智哉 坪井 智哉 坪井 智哉 小池 正晃 波留 敏夫 井上 純
投手 木塚 敦志 木塚 敦志 三浦 大輔 篠原 貴行 篠原 貴行 篠原 貴行 川村 丈夫 川村 丈夫 友利 結 友利 結
川村 丈夫 川村 丈夫 木塚 敦志 木塚 敦志 木塚 敦志 木塚 敦志 篠原 貴行 篠原 貴行 川村 丈夫 木塚 敦志
            三浦 大輔 三浦 大輔    
内野守備 永池 恭男 永池 恭男 永池 恭男 永池 恭男 万永 貴司 万永 貴司 馬場 敏史 馬場 敏史 馬場 敏史 白井 一幸
外野守備 小池 正晃 上田 佳範 上田 佳範 上田 佳範 上田 佳範 上田 佳範 小池 正晃 蓬莱 昭彦 蓬莱 昭彦 二宮 至
バッテリー 新沼 慎二 藤田 和男 鶴岡 一成 光山 英和 光山 英和 光山 英和 新沼 慎二 新沼 慎二 山下 和彦 山下 和彦
ブルペン 藤田 和男   藤田 和男 藤田 和男            
巡回打撃 田代 富雄                  

 

 

2軍

2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012
監督 仁志 敏久 三浦 大輔 万永 貴司 万永 貴司 二宮 至 二宮 至 山下 大輔 大村 巌 山下 大輔 山下 大輔
総合 万永 貴司 万永 貴司   福原 峰夫 福原 峰夫 青山 道雄 二宮 至 二宮 至    
打撃 大村 巌 大村 巌 嶋村 一輝 嶋村 一輝 高須 洋介 高須 洋介 高須 洋介 大村 巌 高木 由一 高木 由一
下園 辰哉 嶋村 一輝 柳田 殖生 柳田 殖生 小池 正晃 小池 正晃 嶋村 一輝 嶋村 一輝 大村 巌 波留 敏夫
  下園 辰哉                
投手 大家 友和 大家 友和 川村 丈夫 川村 丈夫 浅野 啓司 島田 直也 島田 直也 木塚 敦志 木塚 敦志 川村 丈夫
牛田 成樹 牛田 成樹 大家 友和 大家 友和 島田 直也 有働 克也 有働 克也 岡本 克道 岡本 克道 岡本 克道
藤岡 好明                  
内野守備 柳田 殖生 柳田 殖生 柳田 殖生 福原 峰夫 永池 恭男 永池 恭男 万永 貴司 万永 貴司 万永 貴司 馬場 敏史
田中 浩康 田中 浩康               水谷 新太郎
外野守備   小池 正晃 小池 正晃 小池 正晃 二宮 至 青山 道雄 二宮 至 二宮 至 中根 仁 中根 仁
バッテリー 鶴岡 一成 鶴岡 一成 新沼 慎二 新沼 慎二 山下 和彦 山下 和彦 山下 和彦 山下 和彦 高浦己佐緒 高浦己佐緒
  新沼 慎二   鶴岡賢二郎 藤田 和男 藤田 和男 藤田 和男   新沼 慎二  
育成担当               高浦己佐緒 新沼 慎二 蓬莱 昭彦

 

【横浜DeNA】本指名で捕手を指名しなかった意図考察

今年のドラフト会議でDeNAの本指名は投手4人、内野手1人、外野手1人という内訳だった。

事前の予想では捕手を指名する可能性が高いと読んでいたが、結果として本指名では1人も無かった。(育成2位で高校生捕手の東出を指名)

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【ドラフト2021】横浜DeNA指名結果と指名意図考察

2021年10月11日(月)、ドラフト会議が開催された。

横浜DeNAは本指名で6名、育成指名で3名の計9名を指名した。この指名結果について、指名選手の特徴や指名意図の考察などをまとめていこう。

  • 1位 小園 健太(投・市和歌山高)
  • 2位 徳山 壮磨(投・早稲田大)
  • 3位 粟飯原 龍之介(遊・東京学館
  • 4位 三浦 銀次(投・法政大)
  • 5位 深沢 鳳介(投・専大松戸
  • 6位 梶原 昂希(外・神奈川大)
  • 育成1位 村川 凪(外・徳島IS)
  • 育成2位 東出 直也(捕・小松大谷高)
  • 育成3位 大橋 武尊(外・茨城AP)
  • 総評
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【ドラフト2021】横浜DeNAの今季の振り返り

10/9時点、まだ今シーズンは終了していないが、DeNAは優勝の可能性が消滅しCS進出も限りなく低い可能性を残すのみになっている。

ドラフト会議を10/11に迎えることもあり、現時点でDeNAの今季の振り返りをしてみることにする。

 

 

今季の振り返り

三浦監督就任1年目の今季は非常に厳しい船出となった。冒頭のように優勝消滅・CS進出絶望的、最下位濃厚にすらなってしまっていて、昨年から順位を落とす可能性が非常に高い。

なぜこのように成績が落ち込んでしまったのか。

要因は、主に以下の2点だと考える。

①故障者多数・外国人来日遅れによる頭数不足・不安定

②1点を取りに行く野球が逆に効率の悪い結果に

 

①に関しては開幕から苦しい運用を余儀なくされていた。

今永・東ら過去に2桁勝利を挙げた経験がある主力投手が、昨年の手術の影響で揃って不在。新外国人で先発として期待されていたロメロや、コスパの良い先発のピープルズが来日遅れで不在。今挙げただけでも先発から4名がいないという状態だ。

この上さらに開幕直後に平良が故障離脱。(その後トミージョン手術)

開幕ローテで計算していた大貫・上茶谷・京山らも不調での発進となった。今シーズンはまだ終わっていないが、月間成績で見ると投手成績は3・4月が1番悪く、頭数・コンディションともに最悪な状態でのスタートになってしまったと言える。

- nf3 - Baseball Data House DeNA - 投手成績一覧(月別) -

 

打線でも影響は大きく、月間成績は3・4月が最も悪く、チーム打率・1試合当たりの本塁打数は他の月と比べてもワーストになっている。これはソト・オースティンという外国人主力打者の来日が遅れたことも大きいが、日本人選手でも3・4月に打率3割を超えている主力は佐野のみで、桑原・大和・神里・戸柱・嶺井など主力の大半が3・4月がワーストの成績になっていた。

- nf3 - Baseball Data House DeNA - 打撃成績一覧(月別) -

 

投打ともに最も悪い状態が開幕直後にきてしまったことで、ここで借金15という取り返し用のない結果を生み出してしまった。逆に3・4月以降は投打ともにリーグ上位の成績になっていたため、昨年までと比較してもこちらが本来の戦力・成績と言えるだろう。来年はDeNAだけ外国人不在という事態は無くせるはずだし、開幕前の調整も万全な状態にしてもらいたい。

 

 

 

②に関しては、三浦新監督が最初に掲げた方針がDeNAの現状と噛み合わなかった。三浦監督の方針は「1点を取りに行く野球」でキャンプ時からバント・進塁打の練習を行っていた。その結果犠打数は確かに増やすことができたが、そこから効率的な1点を取るということまでに繋がっていなかった。

効率的な得点ができていたかについて、出塁数/得点数で算出してみると以下のようになった。

 

【2020年、2021年の得点効率・得点数の比較】

2020年出塁/得点:1444出塁(安打+四球+死球)/516得点 ≒2.80

2020年得点/試合:516得点/120試合 =4.3

 

2021年出塁/得点:1546出塁(安打+四球+死球) 526得点 ≒2.93(10/9時点)

2021年得点/試合:526得点/132試合 ≒3.98

 

2020年は1得点を挙げるのに必要な出塁は約2.80だったのに対し、2021年は約2.93になっている。つまり1得点に必要な出塁数が2020年より増えていて、むしろ非効率になってしまっている。犠打数は昨年と比べると確かに増えた。(51⇒76) しかしそれが逆に仇となってしまった可能性は否定できない。

1試合当たりの得点も2020年は4.3点だったのに対し、2021年は約3.98点にまで下がっている。得点効率の悪化と平均得点数の悪化がデータとして出ており、これは三浦監督の目論見から外れてしまった結果といえる。

仮に2020年と同じ得点効率だったなら、552得点(+26得点)を見込めていて、勝ち星をもう少しは増やすことができただろう。
この点に関しては新任監督として現場への不慣れさも考慮に入れたいが、来年以降は今年の反省を取り入れて更なる効率化を考えてもらいたい。

 

オフの補強ももちろん大事だが、①、②を踏まえると調整や采配面でもまだまだ改善の余地がある。今季はもう終了目前なので仕方ないとしても、来季からはまたAクラス、そして優勝争いへと絡む結果を残せることを期待したい。

【横浜DeNA】期待の若手!ルーキー小深田と3年目益子捕手

8月が終わりシーズンもこれから終盤戦に入っていくが、横浜DeNAでは将来に向けて期待の若手がファームで躍動している。

それは高卒ルーキーの小深田大地と、高卒3年目捕手の益子京右だ。

  • ファーム4番に定着した小深田
  • OPS.700台に到達した打てる捕手、益子
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