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【横浜DeNA】坂本 裕哉 投手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。

今回は坂本 裕哉 投手です。

2020年の振り返り

坂本投手は2019年ドラフト2位指名、立命館大出身の大卒左腕です。

 

最速150km超えの直球と、2種類のチェンジアップやスライダー・カットボール・カーブなど球種が多彩で、昨年の1軍デビュー戦では6回を1安打無失点に抑える完ぺきな投球を見せました。その活躍ぶりで次回の登板も期待できると思っていた矢先、実は試合中に左足を捻挫していたことが発覚し、何と2カ月以上も1軍から離れることとなってしまいました。9月にようやく復帰してきましたが、やや不安定な投球が続き、5回を投げ切るのがやっとなことが多く、結局10試合に登板して46回 防御率5.67 QS率10%と内容的には苦いスタートになってしまいました。

先発ローテの一角に入るにはこの投球だとやや厳しく、来年へ向けて改善していく必要があるでしょう。坂本自身は契約更改で「すごく充実した1年」としながらも「課題が多く見つかった」と反省し、オフにはウエイトトレーニングと投げ込みで体幹強化に取り組むことを決意しました。

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2021年に期待すること

1年目は課題が見つかったシーズンとなりましたが、この課題を克服して何とか先発ローテに食い込んで欲しいものです。DeNAは先発左腕で大きな結果を残した今永・東が2人共手術をするという事態になっていて、来季開幕も難しい状態です。他に左腕だと濵口もいますが、濵口も今季はあまり内容的に良いとはいいづらい投球でした。一時は左腕王国とまで言われていましたが、現状はこのように厳しい状態で、坂本が結果を残してローテに入ってくることは非常に重要です。

その坂本に求めたい成績が「20試合登板、防御率3.00以下、QS率50%以上」になります。今季は10試合しか登板できなかったので来季はその倍で、防御率もしっかり改善していくこと。そしてQS率も僅か10%だった今季から、来季は大幅に改善して50%以上へ。5回を投げ切るのが精一杯だった投球を、今度は6回までしっかり投げ切れるようになって欲しいです。

 

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