データで語るドラフト・育成論

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【横浜DeNA】高田 琢登 投手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。

今回は高田 琢登 投手です。

2020年の振り返り

高田琢登投手は2020年ドラフト6位指名、静岡商出身の高卒左腕です。

高校時代は最速148kmのノビのある直球と多彩な変化球を操る投手で、投球フォームが安定していて制球も良く、非常にまとまっている点が担当の中川スカウトから絶賛されていました。

高校3年夏の静岡大会では背番号1で5試合に登板し、22回1/3を投げて32奪三振を奪う驚異の奪三振率を発揮。四死球数は5と安定した投球でした。この大会ではDeNAのスカウトが毎試合視察していてコメントを残していましたし、この時点から指名候補として考えていたことが伺えます。吉田スカウト顧問もヤクルトの石川投手を引き合いに出して、肩・肘の柔らかさについて評価していました。

球速については高田投手も意識していて、仮契約時も自分の速球で勝負していきたいと強い意志を示していました。

【横浜DeNA】ドラ6高田仮契約・背番号は「メジャー」の56 - データで語るドラフト・育成論

まだ高卒なので、今後も身体づくりをしていけば更に球速を上げることができると思いますし、150km台で今のような安定した投球が維持できれば、プロでも十分通用する投手になれるでしょう。 

 

2021年に期待すること

高卒ルーキーの投手に対してのDeNAの育成方針は、1年目から積極的に試合で投げさせていくことになっています。高田の場合は現時点でも完成度の高い投手であることが分かりますし、かなり早いうちから2軍で登板することになりそうです。

その高田に対して1年目に求めたいのは「2軍規定投球回到達」です。

これは実は2020年ドラフトで3位指名を受けた松本投手に対しても同じことを期待していて、高卒1年目の投手には皆、達成してもらいたいこととしています。

高田投手の場合、特に実戦で投げながら自分の課題や足りない部分を見つけて成長していってもらいたいですし、当然将来の先発投手として期待しています。

DeNAの先発左腕というと、2019年に13勝を挙げた今永投手がいますし、高田投手の最速148kmはちょうど今永投手のドラフト時の最速と同じです。高田投手は高校生のうちから十分な球速を投げれる力を持っているわけですし、ここから更に技術を磨き身体を強くしていけば、いずれ今永投手のようなエース級左腕になることも可能でしょう。

是非、そうなってくれるよう今後を期待しています。

 

 

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