2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は楠本 泰史 外野手です。
2020年の振り返り
楠本選手は今季で大卒3年目を迎えた左の外野手で、ドラフト時は8位と下位指名ながらも打撃面での期待がとても大きな選手でした。
1年目の2018年は1軍で56試合に出場し、打率.205 0本塁打 OPS.539の成績。
2年目は2019年は1軍で39試合に出場し、打率.208 1本塁打 OPS.602の成績。
2年目は満塁ホームランを打つ活躍もしましたが、レギュラー奪取とはいかずにここまで代打や守備固めなどの起用に留まっていますね。
今季は1軍で28試合に出場し打率.154 1本塁打 OPS.588の成績で、正直なところ伸び悩みが見えます。逆に2軍では121打席で打率.365 6本塁打 OPS1.118の成績を残していて、もう2軍はとっくに卒業レベルの技術を身につけることができています。
なのであとは1軍でどう結果を残すかですね。今のところはレギュラー奪取は難しいものの、今年の乙坂のように常時1軍の控えにいて、起用されやすい立場になるというのは目指せると思います。まずはそういった位置をキープできるようになって欲しいですね。
2021年に期待すること
2021年はもう楠本は2軍での成績は関係なく、1軍で結果を残せるかどうかに懸かっています。このまま1軍定着ができないと、下から細川や蝦名がどんどん台頭してきて1軍の座を奪われてしまう可能性もありますし、何とか1軍で結果を残して首脳陣にアピールしてほしいです。
そのアピールとして期待する成績が「200打席 打率.300 4本塁打 OPS.800」です。
この成績は2020年の神里の成績を元にしています。ちょうど神里がこれに近い成績を残していて、来季は梶谷の移籍もあってセンターの1番手候補になっています。楠本がこの成績を残せるなら、2021年からレギュラーとして十分狙えますし、首脳陣も打撃面で大きく期待を寄せることでしょう。外野陣は佐野・神里・オースティンと3つともレギュラー候補が堅いですが、彼らも常に好調をキープしているわけではないですし、オースティンなどは怪我も心配な選手です。楠本が彼らに匹敵する打撃成績を残せるなら、外野の層は厚く、誰が離脱しても穴埋めがしやすくなります。
打撃が売りの選手ですし、是非2021年は打撃で結果を残して1軍定着を掴んで欲しいですね。
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