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【横浜DeNA】宮本 秀明 選手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は宮本秀明 外野手です。

 

2020年の振り返り

宮本選手は今季で3年目を迎えた左の外野手で、ドラフトは7位指名を受けました。社会人でパナソニックからDeNAへ来ましたが、高卒社会人だったのでまだ若い年齢で即戦力というよりも身体能力や伸びしろを評価されて入団しました。

去年までは殆ど2軍にいて1軍経験はほぼ無かったですが、2軍では足の速さを活かして盗塁数が多く、2020年も2軍ではチーム内でダントツの盗塁数になっています。

反面、打撃がやや伸び悩みがちで2020年の2軍成績は226打席で 打率.240 4本塁打 OPS.678となっています。比較的本塁打が打てていますが、打率自体が低いのと出塁率の低さも影響しています。選球眼はお世辞にも良いとは言えない状態で四球少なく三振が多いため、この状態で1軍に上がってもなかなか結果を残しにくいかもしれません。

ただ、2020年で24歳になりましたし、そろそろ1軍で結果を残せないと見切られる可能性も出てくるでしょう。足は武器なので活かせれば強みになりますが、そのためにも1軍に昇格できる打撃は求められると思います。

 

 

2021年に期待すること

宮本はまだ打撃面で課題があるものの、現在の長所は盗塁できる足と本塁打を打てるパワーです。そろそろこの2つを1軍でも発揮できるようにしないと、厳しい立場になるでしょう。2020年はシーズン終盤に1軍に昇格するチャンスがありましたが、これはあくまでお試しでの昇格に近いですし、実力で昇格したとは言いづらいです。

そのため、2021年こそ1軍に定着できるようまず2軍で最低限結果を残した後、1軍に上がってきて活躍して欲しいです。そして1軍で期待する成績としては「100打席 打率.250 3本塁打 15盗塁」です。まだレギュラーは難しいと思いますが、1軍で代打や代走の場面を任されるようになりつつ、そこで自分の得意な盗塁と本塁打で結果を残せるようになれれば、首脳陣も1軍に置いておきたいという気持ちになるでしょう。

この成績は2020年の乙坂を参考にしていて、乙坂は2020年は外野の控えとして1軍に定着していました。1軍に定着するためにはこの乙坂の立場に入っていく必要があり、是非宮本は乙坂と競い合えるぐらいの結果を残して欲しいです。

 

 

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