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【横浜DeNA】今永契約更改、肩は順調・来季は選手会長。百瀬球団職員へ

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2020/12/18朝時点の、横浜DeNAに関するニュースをまとめました。

 

今永契約更改。今永3600万減も手術は問題なし!

17日、横浜スタジアムで今永の契約更改が行われました。来季年俸は3600万減の1億円でサインしました。これで日本人の支配下選手54名のうち52名まで終了し、残すは山﨑康と宮崎の2人を残すのみとなりました。

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報道陣、球団へ大きな感謝

今永は契約更改後の会見で、まず報道陣に対して感謝の言葉を述べました。コロナ下での報道規制やオンライン会見など不便なところはあっても、球団や選手たちの声を発信して貰えたことについて、丁寧に感謝を述べました。

そして契約更改の話に移りましたが、そこでも球団とはまず金額の話をする前に、今年一年間、選手と家族を守っていただいたことへの感謝を伝えたと報告をしました。これは球団がコロナの影響で厳しい状況だったにもかかわらず、選手やその家族を路頭に迷わすことなく、仕事と年俸を守ったことへの感謝の意味でしょう。

また、契約更改で3600万円ダウンとなりましたが、1億円を残した球団について、その配慮を汲み取りたいと思うと感謝を述べました。

こうした気配りができる今永は人間的にも本当に素晴らしい人ですね。チームにとって無くてはならない存在だと、この話だけでも十分に分かります。

 

左肩は順調な回復。5年10年先を見据えた手術

シーズン中の左肩手術にも触れ、詳しく説明をしてくれました。

故障は2018年の時と同じ個所で、左肩の関節の部分では無く関節の外側の手術ということで、間接外の小さい骨の部分を角が無いように削っただけとのことです。普通肩の手術というと、関節の中になるので非常にデリケートですし、手術したとしてもプロ野球選手としての復帰はかなり難しくなるものですが、関節の外側ということで回復は早いことを報告しました。

この痛みについては、開幕前から痛みでは無い違和感は持っていて、開幕して投げていくうちに段々と痛みに変わっていって取れなくなったということです。2018年にも同様の痛みだったので、今後5年、10年を見据えていくと騙し騙しやるよりも、手術をして綺麗にした方が良いという結論に至ったとのことです。「肩の手術」はプロ野球選手にとってはかなり怖い手術ですが、今永自身としては100%復帰できるという確信を持っていたので、早めに手術することを決意しました。

手術内容について具体的な話をしてもらえたのはファンとしては嬉しかったです。投手の肩の手術というのは復帰するのが困難になるのではないかと思ってしまいますが、肩の関節では無く外側の骨を削るだけということで、安堵しました。

 

来季は選手会長として、選手の意見を幅広く聞く

来年からは今年選手会長を務めていた石田に代わって、今永が選手会長になります。その点について今永は選手全体の声を聴いていきたいことや、少数派の意見も尊重して球団と相談していきたいと、選手と球団の風通しの良いチーム作りをしていきたいことを決意しました。

復帰してチームを引っ張っていく

来季の目標については、今季優勝できなかったことと、自身が1年間しっかり投げれなくて悔しい思いをしたことに触れ、来季自分が復帰した時にはチームを引っ張っていきたいと強い決意を語りました。

今永という投手はどんな逆境も糧にして活かしていく投手ですし、だからこそ2019年に大きな結果を残せたと思います。今年は手術をして悔しい思いもしましたが、この会見から来季にかける熱意が凄く伝わりますし、また周囲に対しての配慮や冷静に現状を判断できる分析力などは、今永の最大の魅力であり武器であると言えます。

焦る必要は全く無いですし、それは今永自身が1番良く分かっていることだと思いますが、復帰してくるときにはきっと万全な状態で戻って、チームを救う活躍をしてくれるでしょう。

 

【3600万円減一問一答】DeNA・今永「野球を職にするという考えが甘い」 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

DeNA百瀬、球団職員へ

現役引退を決断した百瀬選手ですが、来季からDeNAの球団職員になることが分かりました。

百瀬自身は現役続行も考えていましたが、球団から野球振興に携わる仕事として、幼稚園や小学校を訪問して競技普及に努めることや、球団が運営するスクールのコーチとして始動に携わる仕事を用意されたことで、心を決めました。

DeNA百瀬は球団職員に/さよならプロ野球 - 野球の国から - 野球コラム : 日刊スポーツ

 

球団から現役引退の発表があったことで、おそらく球団職員として打診があったのだと思っていましたが、今後は野球振興に携わる仕事をするということで良かったです。子供たちに野球を広めることはとても大事で意義のある仕事だと思いますし、スクールのコーチとして野球に携わっていけるのなら、将来的には球団のコーチに抜擢される可能性もあります。

新しい野球人生の道ということで、活躍を期待しています。

 

 

 

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