11/10、横浜DeNAが球団HPでエスコバー投手(28)・オースティン選手(29)と、来季契約を結んだことを発表しました。
エスコバーは今季で在籍4年目で、来年は5年目となり長期に在籍する外国人選手となりました。今季はリーグ2位の56試合で登板し、防御率2.33 17ホールドと好成績を残しました。奪三振能力が高く与四球数も多くないので安定していて、左で最速160km前後の球速という希少性もありますし、今やチームのリリーフに無くてはならない存在と言えるでしょう。
2020年から2年契約を結んでいるので来季も残留するのは既定路線でしたが、それでも無事に契約ができたことは喜ばしいことです。
オースティンは今季から加入してきた新外国人でしたが、65試合に出場し打率.286 本塁打20 打点56 OPS.969という大きな活躍をしました。試合中の負傷などで離脱期間が長かったですが、通常のペースで出ていればもしかしたら本塁打や打点でのタイトル争いもできていたでしょう。来季は是非とも怪我無く、常時1軍でレギュラーとして活躍を期待したいですね。
特にオースティンは来季の契約だけでは無く、2021年の契約オプションも球団が保有することになったようです。これはつまり、2021年もオースティンと契約するかどうかを球団側が決めることができます。例えオースティンが来年大活躍して他球団が目をつけたとしても、契約のオプションがDeNA側にあるので、2021年も引き続き残留させることができます。このオプションまで付けれたのは大きいですね。
今後の考察
これによって現在の外国人選手の契約状況は以下の通りとなっています。
エスコバーは2年契約なので年俸も据え置きなのは確定していましたが、オースティンも報道によれば11000万という年俸で微増なので、球団としては負担が少なく大満足の契約と言えるでしょう。とはいえ、他にもパットン、ロペス、ソトなど高額年俸選手との交渉がまだ残っていますし、むしろここからが正念場でしょう。
仮に契約できずに放出となった場合、代わりの外国人選手をどう補強してくるかも考える必要がありますし、補強ポイントが変わってくると投打の割合やポジションが変わってくる可能性もあります。
先発投手を重視するなら、MLB復帰濃厚なパットンを放出した後に先発投手を補強してくる可能性もありますし、先発・中継ぎと2人を補強する可能性もあります。
ソトが残留しない場合も、セカンドを守れる選手を獲得するのかどうかは考える必要がありますし、野手はロペスとオースティンの2人のみで投手を補強するという可能性もあるでしょう。
来年も外国人枠は5人で継続することが明らかになったので、この枠をどう有効活用するかも当然考えなければなりませんし、今後の外国人選手の交渉にも影響が出るかもしれません。
残る選手たちの動向は、この先も注目ですね。