2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は中川 虎大 投手です。
2020年の振り返り
中川投手は2020年でプロ3年目を迎えた高卒投手で、元々ドラフトでは育成1位指名されていました。その後2軍で結果を残して2019年に支配下登録を勝ち取り、2019、2020年とも1軍で3試合ずつ登板しています。ですがまだ1軍で結果を残したとは言えない成績です。
2019年 3試合 1先発 5回 0勝1敗 防御率5.40
2020年 3試合 2先発 6階1/3 0勝1敗 防御率7.11
通算で3試合に先発で登板しましたが、まだ5イニング以上投げたことが1度も無く、最長で3イニングまでで先発としての実績はまだ作れていません。
直球の球速は150kmを超え球威はあるのですが、制球が安定しない点や被弾しやすいところがあり、2巡目に入るまでに捉えられる傾向が強いです。
まだ高卒3年目なのでこの先成長していく可能性を持っていますが、そろそろ1軍で結果を残せるようになって欲しいですね。
2021年に期待すること
中川虎を今後、先発で起用するのかリリーフで起用するのかは首脳陣が判断するところだとは思いますが、どちらにせよ1軍でそろそろ結果が欲しいところで、登板数も増やしていく必要があるでしょう。
なので2021年は「10試合(先発)or30試合(リリーフ)登板」かつ「防御率3点台」を期待しています。来季すぐに1軍ローテに定着したり、リリーフでシーズン通してフル回転するというのは難しいですが、高卒4年目を迎えそろそろ1軍で結果が必要になるはずです。ドラフトでも2021年に指名する選手は中川と同年代になります。当然、スカウトはドラフト候補と中川達を比較しながら指名を考えると思いますし、逆に中川が2021年以降に1軍定着できると期待できる成績を残せれば、ドラフトで同タイプの投手を指名する必要は無くなるでしょう。
2021年はそのように見られる立場となるため、一層奮起して結果を残せるようになって欲しいですね。
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