データで語るドラフト・育成論

プロ野球ニュース解説、ドラフト候補紹介、野球関連の持論・考察・寸評などを記事にしています。

【横浜DeNA】シャッケルフォード投手への期待・成績【2021年】

f:id:hamanontan:20201225225922p:plain

2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回はシャッケルフォード投手です。

 

2020年の振り返り

シャッケルフォード投手は2020年オフに獲得してきた外国人右腕で、年齢は31歳、MLB経験は2017,18年にあってMLBでは通算31試合に登板しています。2017年には26試合 30回2/3を投げて防御率4.70,被安打30,奪三振38,与四球13という成績で、やや打ち込まれて防御率は悪かったものの、奪三振数が非常に高い成績を残していました。

その後2018年にトミージョン手術を受けており、2019、2020年は登板がありません。MLBでも結果を残していた左腕で実績はあるのですが、このようにトミージョン手術明けということもあって、来季に実戦で投げれるか分からないところをDeNAが獲得することとなりました。マイナーでは通算264試合で投げており、その殆どがリリーフでの登板だったこと考えても、DeNAでも中継ぎとして考えているでしょう。

トミージョン手術前のシャッケルフォードの投球は、直球の球速が最速157km、平均154km前後で、ツーシームカットボール、スライダーなどの球種を扱います。変化球のキレが良く奪三振を奪える能力があり、制球面もMLBだと荒れてしまいましたがAAA以下では安定している方です。リリーフ投手としての能力はかなり期待できるものがあり、あとはトミージョン手術明けでどこまでこの投球を出せるかというところですね。

現在投球自体は問題ないぐらいに回復していますが、丸2年間実戦で登板していない点だけが気がかりなところで、そのためDeNAはひとまず育成契約でスタートさせてキャンプ中に見極めることになります。

仮に万全な状態ならこの補強は非常にお得感がありますし、1軍定着の可能性は十分にあるでしょう。

 

2021年に期待すること

新外国人でしかもトミージョン手術明けということで、なかなか未知数な部分は多いですが、実力的には万全なら大きく期待できると思います。その上で「50試合 防御率3.50 20ホールド」という成績を期待します。

個人的には春季キャンプですぐに支配下登録となり、開幕から1軍登録されてシーズン通して1軍にいることを前提として考えています。そしてシャッケルフォードにはオフに退団したパットンの代役としての仕事を期待していて、そのために50試合登板と20ホールドという成績を掲げました。この成績を達成するにはリリーフ陣の中でも7・8回を任されるセットアッパーとしての役割をこなさないと達成できないですし、是非シャッケルフォードにはそのポジションを投げれるようになって欲しいです。

2018年までの実績と投球内容を考えれば、達成できないことは無いと思いますし、大いに期待しています。

 

【横浜DeNA関連の記事】

 

【スポンサーリンク】