2021年に期待することを書いていきます。今回は阪口 皓亮 投手です。
2020年の振り返り
阪口投手は2020年でプロ3年目を迎えた高卒投手で北海高校出身。ドラフトでは3位指名されていました。身長187cmという長身から投げ下ろす角度ある直球は最速150km前後で、この他にカットボールやカーブなど緩急を織り交ぜた右の本格派。スカウトも将来の先発ローテ候補として高く評価していました。
1年目は2軍で18試合 82回を投げ防御率6.15。2軍のローテ投手として定着。
2年目は2軍で20試合 94回を投げ防御率4.67。登板数も成績も1年目より改善。
3年目は2軍で12試合 61回を投げ防御率2.07。2軍先発陣の中でも内容が1番良い状態にまでなりました。
このように毎年成績を改善させていって着実な成長を見せています。阪口は1軍登板はこの3年間で6試合で、2020年も3試合に留まっていますが、内容面で徐々に改善が見られますし、2020年の最後の1軍登板では5回 被安打7 奪三振4 与四球1 自責点1と好投しました。
1軍でもこうして来季に繋がる結果を残せたことは、阪口にとっては非常に良い経験になったと思いますし、3年間の成長も実感できます。
高卒投手だと2・3年目で1軍でバリバリに投げる投手もいるので、ペース的には早いわけではありませんが、着実に成長していますし決して遅いわけではありません。
このまま順調にいけば、来季以降は1軍ローテ投手の中に入っていく可能性も期待できるでしょう。
2021年に期待すること
ここまで順調にきている阪口ですが、2020年に2軍でチーム内トップクラスの結果を残せたことで、2021年はいよいよ活躍の場を1軍に移していくことになると思います。
その阪口に対して期待する成績は「15試合 90回 防御率3.50 QS率50%」です。
言うまでも無く阪口には先発として結果を残すことを期待していて、2020年までは1軍で6試合の登板に留まりましたが、2021年は一気に15試合で先発登板して欲しいと思います。シーズンの半分以上をローテに定着しないとここまで登板はできないので、当然ローテ定着へという期待を込めています。
そして先発として毎試合6イニング前後の投球回を求め、防御率も3点台中盤で安定した状態に、QS率は50%超えで先発投手の中でも比較的安定していると思わせる投球を見せて欲しいです。
この期待する成績ですが、今季FA移籍した井納の成績を参考にしました。井納の抜けた穴を埋める先発が出てきて欲しいですが、今の阪口なら十分候補に入ります。来季高卒4年目で22歳になる阪口が35歳の井納の穴を埋めてくれれば、世代交代としては文句なしの結果となりDeNA編成の目論見通りとなるでしょう。
2020年は三浦2軍監督からもずっと注目されていたと思いますし、その三浦2軍監督が来季は1軍監督となるのですから、三浦監督と一緒に阪口も1軍に定着できるよう頑張って欲しいですね。背番号「18」を託されるような投手になることを期待してます。
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