2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は風張 蓮 投手です。
2020年の振り返り
風張投手は2020年までヤクルトに在籍していましたが、オフに戦力外を受けてトライアウトを受けたところをDeNAスカウトが評価し、獲得に至りました。
風張投手獲得の経緯については別記事でも記載していますが、トライアウトの内容やスカウトの評価がとても良かったことで、来季から1軍戦力として活躍してくれることを期待したいですね。
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しかし2020年はヤクルトで11試合に登板し、14回2/3を投げて防御率7.98と結果を残すことができませんでした。ただ風張投手の特徴として奪三振数の多さがあり、2020年は14回2/3で11奪三振、通算成績でも105回2/3を投げて102奪三振と、イニング数とほぼ拮抗した数値になっています。
1イニングに1つは三振を取れる力を持っているので、安定して投げれればまだまだ打者を抑える力はあるでしょう。風張は現在27歳で、まだまだプロとして成績を上げていくことは可能な年齢です。戦力外を受けたことを前向きに捉えて、心機一転してDeNAでまた活躍を期待したいですね。
2021年に期待すること
風張には戦力外からの獲得とはいえ、スカウトが自信をもって推薦していたこともあって、1軍戦力として結果を残すことを期待しています。具体的には「50試合 防御率3.50 奪三振率9.00」です。
戦力外から獲得した投手に対して、やや高望みとも思えるかもしれませんが、1軍でリリーフとしてフル回転できると考えてこれだけの成績を期待したいです。
風張は自身のキャリアだと2018年に53試合に登板して、防御率4.37という成績を残しています。文字通りフル回転した年で奪三振数は61と非常に高く、三振を取れていました。課題としては制球面の不安定さと被弾癖が強い点です。特にランナーを出しやすい傾向があるので、この点はDeNAで改善が必要でしょう。
スカウトと情報連携してコーチ陣が上手く風張のフォームを修正できれば、これらが解決する可能性もありますし、そうなるとシーズン通してフル回転は十分できると思います。
DeNAには同じく戦力外から獲得して、3年間で72試合も登板して1軍戦力となっている武藤もいますし、風張も是非武藤と同じようにDeNAで再起復活を期待してます。
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