日本経団連が、副会長にDeNAの南場智子会長を起用する方針を固めました。これによって今年6月に南場さんが経団連副会長に就任することになります。
内容については日経新聞で書かれています。(有料記事なので詳細は記載せず)
南場智子会長は横浜DeNAベイスターズの現オーナーで、実現すれば女性初のNPBオーナー会議議長と経団連副会長を経験した人になります。球界でも経済界でも女性進出の先駆けとなった南場さん。これを機に南場さんがどういう人なのか、まとめてみました。
南場さんの経歴
大学4年次には成績1位の学生に与えられる奨学金で、姉妹校のブリンマー大学(米・ペンシルベニア州)に1年留学(※ブリンマー大学はセブン・シスターズと呼ばれる、東海岸の名門女子大学7校の1つ)
1986年 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社(※米の大手コンサルティング会社)し、2年間務める
1988年 ハーバード・ビジネス・スクールに入学。経営学修士(MBA)を取得する。(ハーバード大学の経営大学院。全米トップ)
1996年 マッキンゼー日本支社の役員就任。日本人女性としては歴代3番目
1999年 株式会社ディー・エヌ・エーを設立。代表取締役就任
2003年 内閣のIT戦略本部員に就任。翌年、規制改革・民間開放推進会議委員に就任。
2011年 癌療養中の夫の看病のため、DeNA代表取締役兼CEO退任。(この年、DeNAがプロ野球球団の横浜ベイスターズを買収)
2015年 DeNA取締役会長並びに横浜DeNAベイスターズオーナーに就任
2020年 女性初のNPBオーナー会議議長に就任
wikiなどから引っ張ってきたものをまとめてみました。こうしてみると若い頃から飛びぬけて才媛で、経済学・経営学の最高峰の学問を学び、最高レベルの環境で仕事をされてきたというのが分かります。
DeNAを設立以降は内閣の仕事にも携わってますし、1企業の代表取締役に留まらない活躍ぶりです。そんな人が設立した会社が横浜ベイスターズを買収し、現在親会社となっているのは改めて凄いことだと思います。
女性が、というのは男女差別になってしまいますが、南場さんはそういう性差を抜きにしても非常に優秀な人で、南場さんほど経済界で活躍されている方はなかなかいないですし、経団連副会長というのも納得できる人事だと思います。
南場さんの人柄
このように才媛で素晴らしい経歴をお持ちの南場さんですが、どんな人柄なのかも調べてみました。
これは実際に人柄がとても伝わる動画がありましたので、こちらで紹介します。
こちらは横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手との対談動画になっています。
見てみると分かると思いますが、とても明るく優しそうな人柄で、選手に対しても丁寧に話されています。オーナーとしての仕事も自分で何でも決めるというわけでは無く、それぞれ専門家や信頼できる人に仕事を任せるという、人との繋がりととても大事にしているのが伝わってきます。
野球に対しても春季キャンプに毎年参加していますし、選手たちの練習する姿を見るのが楽しみということで、純粋に野球を楽しまれています。実際に試合観戦もよくされているようで、選手の応援歌も沢山知っていますしファンと一緒に応援されているようです。
また、オーナーとして球団を預かっている責任感もしっかり持たれていますし、初のオーナー会議女性議長として、このコロナ禍を各球団オーナー・事務局と力を合わせて乗り切ることを第一に考えられています。
まとめると、明るく優しく、誰に対しても分け隔てなく、人との繋がりを大事にし、ファンのことを親身に考え、責任感もしっかり持たれているという方で、こういう方が球団オーナーを務められているのは安心する方も多いと思います。
出版・書籍
南場さんは本も出されています。
DeNA創業までの道のりや舞台裏の話・南場さんの学生時代や企業へ至るまでの過程・そして癌を患った旦那様と向き合った話などがまとめられていて、南場さんがどのような方なのか詳しく知りたい方は必見の本だと思います。
まとめ
南場さんはプロ野球のオーナーの中でも女性ということもあって注目されている方だと思います。
ただ、単に女性だからというわけではなく、こうした経歴や人柄といった部分を見ると人間的な魅力に溢れている方で、男女問わずに多くの方から支持されやすいように思えます。
才色兼備という言葉がとても似あう人ですし、こうした方が今度は経団連の副会長に就任するということで、プロ野球のみならず日本の経済界にも良い影響をもたらしてくれることを期待したいですね。
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