データで語るドラフト・育成論

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【プロ野球2019】高卒ルーキー2軍成績・4月終了時点

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4月が終わり、2軍戦に出てくる高卒ルーキー達が大分増えてきました。そろそろ2軍とはいえプロの壁を本格的に実感する時期になってきていて、ルーキー達にとって最初の山場とも言えるでしょう。

そんな高卒ルーキーたちの現時点での成績をまとめてみました。

投手成績

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3月終了時点では6名の投手が2軍登板を果たしましたが、4月に入ってからは楽天の引地ヤクルトの鈴木裕中日の垣越DeNAの宮城読売の横川の5人が登板し、現在11名が2軍で登板しています。

3月の時点から登板している日本ハムの吉田輝・柿木と、DeNAの勝又は順調に登板数を増やしていて、それぞれ既に毎試合3~4イニングは任せられるようになりました。

吉田輝はまだ被安打率や与四球率の高さが目立ちますが、防御率が3点台と安定してきました。柿木防御率5点台で安定してきたとは言い難いですが、登板数を重ねていってます。

勝又が5試合に登板してまだ防御率0.00と別格の登板内容ですね。WHIPなど内容も全ての指標が素晴らしく、これから更に成長してくることが見込めるでしょう。

引地がまだ2試合登板ですが、既に6イニングを投げ防御率0.00と安定してます。引地もこれから更に2軍で登板機会を増やせそうですね。

まだ高卒ルーキーの半数近くが2軍での登板経験が無いですが、毎年の高卒ルーキーの登板ペースを見てもこれは特に遅いわけではなく、焦る必要はないでしょう。

その分、吉田輝・柿木・勝又の仕上がりが早いと評価できますし、彼らがいち早く2軍のローテに入ってきそうですね。

 

打撃成績

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 日本ハムの野村佑オリックスの宜保は4月終了時点で既に100打席以上打席に立っていて、実戦経験を順調に積んでますね。このペースなら1年目に400打席以上経験することも可能になってくるでしょう。

成績を見てみると、打席数上位の方で打率が.250以上の選手がおらず、2軍でもなかなか良い結果が残せていないですね。50打席以上でOPS.600超の選手だと、日本ハムの万波巨人の山下航の2人がいます。2人とも長打率が高く将来のスラッガー候補としての素質を秘めてる選手ですね。

高校生野手ドラフト1位の根尾・小園・藤原もまだ2軍でしっかりとした結果を残すに至ってないですし、彼らも今は1軍昇格を考えずに2軍でじっくり試合に出して育てていった方が良いでしょう。

50打席以下の選手だと、ロッテの山口航中日の石橋OPS.600超で、この2人の打撃にはこれから注目した方が良いかもしれませんね。

2軍でまだ試合に出ていないのは4名ですが、ソフトバンクと巨人の選手に関しては3軍戦に出ているので、実質試合に出ていないのは怪我で出場できないオリックスの太田のみになっていますね。

去年の清宮・村上・安田らの高卒ルーキーと比較すると打撃面の差を痛感してしまいますが、まだ4月でこれから伸びてくる余地は十分にあるので、今年のルーキー達のこれからの成長に期待したいですね。

野手は早いうちからどんどん試合に出して、実戦経験を積んでいく方が育っていきやすいので、そういう点では今年の高卒ルーキーは良い傾向だと思います。

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