データで語るドラフト・育成論

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【プロ野球2019】高卒ルーキー2軍成績・3月終了時点

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プロ野球の1軍は3/29に開幕し各球団3試合を終えたところですが、2軍では既に多い球団で14試合もこなしていて、2軍の選手たちは沢山試合に出ています。

その中で高卒ルーキーはどんな状態か、3月終了時点の成績をまとめてみました。

投手成績

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高卒ルーキーの投手は全部で21名いますが、その中で既に試合で登板したのは6名です。日本ハム柿木日本ハム吉田DeNA勝又が既に2試合に登板し、読売の戸郷・沼田・直江の3人が1試合ずつ登板しています。

成績を見てみると、柿木が4回1自責点防御率2.25。被安打は1つで奪三振が4つと内容がとても良いです。

吉田は4回2自責点防御率4.50。被安打が5とやや多く、それが失点に繋がり防御率を悪くしています。ただ柿木と同じく奪三振4つで三振数は良いですね。

DeNA勝又は2回0自責点防御率0.00。被安打0、奪三振4で非常に良い内容です。まだ2回しか投げていませんが、これから投げていっても状態を維持していけたら非常に期待が持てます。

読売の戸郷・沼田は2人とも1回を1安打0自責点。初登板を無難に乗り切ってますね。直江は1回3安打2自責点とやや打ちこまれて苦いスタートとなっていましました。

この6名は他の高卒投手に先んじて2軍で登板しており、既に2軍の試合に登板できる仕上がりの早さは評価できる点でしょう。とはいえまだ3月ですし、まだ投げて無い投手もこれから徐々に投げれるようになってくると思いますし、今後誰が台頭してくるのか楽しみな状態ですね。

 

打撃成績

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注目のドラフト1位ルーキー・中日の根尾は2軍でルーキーの中で1番打席数を与えられています。当初は全くヒットが出ず三振ばかりでしたが、徐々に毎試合安打を打てるようになり三振ペースも止まってきて状態が良くなってきました。

広島の小園とロッテの藤原は開幕1軍を勝ち取り、2軍の試合には出てきていません。

現時点で2軍で好成績な野手は日本ハム野村と広島のです。

高卒ルーキーは普通OPS.600を超えれば将来1軍で活躍する可能性が高いという点を考えると、日本ハム野村は2軍で打率.256・1本塁打OPS.738という成績で、とても良い成績になっています。広島のも同じく打率.238 2本塁打 OPS.733という成績で既に2本打っていてこれならシーズン20本ぐらい期待できる成績になっています。過去に高卒ルーキーで2軍で20本以上打った選手は横浜の筒香ぐらいで、それに匹敵する打者になってくると楽しみですね。

2軍で他に試合に沢山出ている選手だと、オリックス宜保日本ハム万波阪神小幡、ロッテ山口などが既に20打席以上を経験しています。彼らは野村ほどの成績は残せていないですが、試合に優先的に出してもらっていて今後の成長が期待できますね。

打席数が少ないながらも日本ハム田宮、中日石橋、広島中神などはOPS.600以上の成績で、今後打席数を与えられてもこの成績を維持していけたら好打者に成長する素質が見えてきます。

投手に比べると野手は既に試合に出てる選手が多く、こちらも今後誰が台頭してくるか楽しみですね。

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