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【横浜DeNA】小深田 大地選手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。

今回は小深田 大地選手です。

2020年の振り返り

小深田選手は2020年からの入団なのでDeNAの選手としての成績はまだ無いですが、高校3年夏の大阪大会では圧倒的な結果を残すことができました。

大会6試合で21打数11安打の打率5割超え、本塁打も1本打つ活躍で、中でも圧巻だったのが準決勝で当たった宿敵・大阪桐蔭との試合です。

6打数4安打と打ち込み最終的に9-3で大阪桐蔭から圧勝しました。

大きな大会や強豪相手でも物怖じしないどころか力を発揮するメンタルに加え、広角に打てる打撃技術と軽々と長打を打つパワー。選球眼の良さも光り、打撃面での評価が非常に高い選手でした。

守備は強肩を活かしたサードで、プロでも鍛えてものにしていければ、強打のサードとして大成できそうです。

仮契約時は背番号「44」という、今季キャプテンを務めた佐野が着けていた番号を渡されました。佐野は今季から筒香の後釜の4番を任されましたが、そのプレッシャーに負けず首位打者を獲る大活躍。打撃技術はもちろんのこと、メンタルの強さも小深田は受け継いで欲しいですね。

 

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2021年の期待

期待の大きい小深田ですが、1年目はまず2軍でしっかり試合に出て、結果を残すことが求められるでしょう。2020年の高卒ルーキーの森選手でもシーズン終盤まではずっと2軍でしたし、その2軍の下積みがあったからこそ1軍に上がった時に結果を残すことができていました。

その上で2021年の小深田に期待するのは「2軍300打席」OPS.600以上」です。

高卒野手で将来1軍で活躍する可能性が高い選手の特徴として、1年目から2軍で多くの打席数に立って結果を残している場合が多いです。

近年では3軍制の球団が出てきたため必ずしもこれに該当するわけでは無いですが、横浜でも過去には筒香が451打席に立ってOPS.835という結果を残しています。

またDeNAの細川は1年目は三振数がかなり多い選手でしたが、OPS.600にギリギリ到達していました。その後毎年成績を上げていって、来年には1軍戦力として台頭してきそうな状態になっています。

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このように頭角を現す選手というのはその前兆が2軍時代から見えやすく、小深田選手もまずは2軍で結果を残せるようになってほしいです。そのために打席数とOPSの基準を定めました。

この結果を残し、2年目・3年目と更に成績を上げていけば将来1軍の主軸を任される選手になると思いますし、そうなれば筒香→佐野→小深田というようなキャプテンの系譜となるかもしれませんね。

 

 

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