データで語るドラフト・育成論

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【横浜DeNA】小深田仮契約、梶谷・井納FA宣言決定的

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2020/11/26の横浜DeNAに関するニュースをまとめました。

ドラ4小深田・仮契約

 2020年ドラフトで4位指名された履正社高校の小深田選手が、11/25 大阪市内のホテルで仮契約しました。

契約金4000万円・年俸560万円で、背番号は今季まで佐野が着けていた「44」を与えられました。

今季からキャプテンになって4番で活躍し、首位打者のタイトルも獲得した佐野の背番号を与えられたことで、小深田選手は「その背番号で伝説をつくっていけるよう頑張りたい」と目を輝かせました。

担当の安部スカウトは「広角に打てるし、木製でもホームランが打てる。1年目からバッティングは通用すると思います」と大きな期待を寄せています。

今年は高校球界屈指のスラッガーとして注目を集めていましたし、その選手が佐野の背番号を受け継ぐということもあって、背番号「44」をDeNAの新たな出世番号として評価を高めて欲しいですね。

また守備位置はサードだと思うので、ポジション的には宮崎選手の後釜としても期待されているでしょう。攻守において1年目から2軍でしっかりと結果を残せるようにして、数年後には1軍のサードのレギュラーに定着しているような活躍を期待します。

 

梶谷・井納、FA宣言決定的。巨人が両獲りも…

日本シリーズが11/25に終わり、26日からいわゆるストーブリーグが開幕しました。その26日の朝に飛び込んできたニュースがこちらで、梶谷と井納がFA宣言決定的という報道です。

DeNAはシーズン終了時点で三原代表が二人について宣言残留を認めると明言しているので、梶谷・井納が仮にFA宣言したとしても残留交渉を続けていくでしょう。できることなら残留して欲しいですが、他球団含めた争奪戦に発展する可能性はありますね。

 

巨人が両獲りを狙うか?

そしてこの梶谷・井納獲得に動きそうなのが巨人です。

まだ可能性があるという程度に留めていますが、調査自体はこれから進めていくようですね。巨人は外野が補強ポイントとなっており、今年も両翼が外国人のウィーラーとパーラをメインに起用していました。そのうちパーラとは来季契約を結ばない報道も出ており、ドラフトでも即戦力候補の外野手の獲得が無かったことで、このFAで仕掛けてくる可能性は高いでしょう。

梶谷は今季リーグ2位の打率で本塁打もリーグ9位と高い水準。盗塁を決める足もあり、外野ならどこでも守れる守備力もあります。ここ2年は成績が低調でしたが、今季は開幕からずっと好調を維持していました。巨人でなくとも欲しいと思う球団が出てきてもおかしくないですね。

ただ梶谷はここ2年は成績が低調で、年齢も来年33歳です。おまけにBランクで人的補償が発生します。この点を考えると足踏みする球団もありそうですが、巨人は資金も人材も豊富なため意に介すことなく獲得に動いてくる可能性は十分あります。巨人側がどのぐらいの期間と金額を提示してくるか分かりませんが、あまりに差があると難しいでしょうし、いざという時は流出の覚悟が必要ですね。

井納の調査にも動いているのは正直意外でしたが、巨人は菅野のMLB挑戦とポスティングを容認しましたので、その影響もあって先発投手の獲得に力を入れているのだと思います。

井納はCランクで補償無しなのが大きいですし、今季も規定到達は無かったですがDeNA内の先発では2番目に登板数・投球回を多く投げました。6勝7敗、防御率3.94と目立って好成績とは言えませんが、先発ローテを守れる投手はどの球団も欲しいはずですし、地味だけどそういう役割をこなすことができるタイプです。ネックなのは年齢で来年は35歳になります。先発としても規定到達は難しく、中10日ぐらいで投げさせた方が安定する投手になってきましたので、運用面までキチンと考えられる球団でないとなかなか結果を残せない可能性もあります。

 

井納はヤクルトも調査

井納についてはヤクルトも調査報道が出ています。ヤクルトは先発補強を何より優先している球団なので、井納をかなり欲しいと思っているのでは無いでしょうか。井納としても必要とされている場という意味だとヤクルトは十分満たしていると思いますし、3球団の争奪戦になる可能性は大いにあります。DeNAとしてはもちろん残留して欲しいところですが、こちらも交渉過程で巨人とヤクルトがどのような提示をしてくるかによってきそうですね。

 

ソトは報道に差異あり不透明

ソトについては26日時点だと、報道が錯綜している感じです。

朝の時点での中日スポーツでは巨人が調査しているという記事を出しています。

ただ、ツイッターで巨人情報を扱うサンスポの取材だと、巨人がソトの獲得に動くことは無さそうだと書いていて、実際の動きが読みにくいですね。

 前にも東スポで、MLBのメッツがソトの調査を行っているという記事が出ていましたが、その後ソト本人が否定しており、情報が不確定になっています。

ソトは残留するにしても移籍するにしても2億以上の高額年俸は確実だと思いますので、どういう去就となるのかは引き続き注目ですね。

 

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