データで語るドラフト・育成論

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【ドラフト2016】植田響介(捕手・高松商)

プロフィール


2015-11-16 第46回明治神宮野球大会 高校の部-準決勝 高松商vs大阪桐蔭[完全収録版]

植田 響介(うえだ きょうすけ)

生年月日:1998年 5月16日

180cm 80kg

右投右打

香川県出身

データ

・15年秋 四国大会成績

4試合 10打数 4安打 6四球 0三振 0盗塁

打率.400 出塁率.625 長打率1.200 OPS1.825

・15年秋 神宮大会成績

3試合 11打数 2安打 3四球 3三振 0盗塁

打率.182 出塁率.357 長打率.182 OPS.539

 

神宮大会では準々決勝で1試合2本の本塁打を放ちましたし、チームの4番を任されるなど長打力は十分あります。

打率・出塁率の高さも特筆すべき数値で、バットコントロールと選球眼も良いですね。

神宮大会では打撃の方ではあまり結果を残せませんでしたが、出塁率が高く優勝に貢献できていたでしょう。

捕手でこれだけの打撃ができていれば十分でしょう。

 

走攻守考察

打撃フォームは足をあまり動かさないほぼノーステップです。

球をしっかり中に呼び込むので、見極めができています。

カットして粘る技術もあるため、粘って四球を選ぶこともでき、それが出塁率の高さに繋がっていますね。

スイングはしっかり振り切っていて、元々パワーがあるので飛距離が伸びます。

神宮大会ではあまり打てなかったので、全国区のトップクラスの投手に対しても自分の打撃ができるようになると、打撃面では高校生野手トップクラスになってくるでしょう。

盗塁は秋季大会では0でしたが、三塁打を1つ打っていますし、全くの鈍足というわけではないでしょう。

守備面は四国大会で暴投2、捕逸1、失策1を記録しています。

2塁送球が1.9秒台で肩は強いですが、キャッチング面がややまだ不安なところですね。

 

将来性・タイプ

神宮大会優勝の正捕手で4番打者ということでプロスカウトからの注目度は高いでしょう。

捕手として高校生レベルでの内容は十分クリアしていますし、あとは捕球やバッテリー間の連携がしっかりとできるようになれば高く評価されてプロ入りができると思います。

守備面があまり改善されないようだと、プロ入り後コンバートの可能性もあるでしょう。 

 

ドラフト指名予想

中位~下位指名だと思います。

高校生捕手の中では上位で評価されていると思いますし、バッティングや肩など素材を評価して、数年後のチームの正捕手候補として獲得に動く球団がありそうです。

打撃面で非凡なところがあるので、球団としてはコンバートも視野に入れて獲得するでしょう。

捕手としてプロでも活躍したいのなら、今のうちから守備面をしっかり鍛えておいた方が良いでしょう。

 

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