データで語るドラフト・育成論

プロ野球のドラフト候補についての話、プロ入り後の育成についての話を中心に書いていきます。

【ドラフト2016】今井達也(投手・作新学院) 3年夏

3年春の甲子園後の記事になります。

 

プロフィール

今井 達也(いまい たつや)

生年月日:1998年 5月9日

180cm 72kg

右投右打

最速 152km

栃木県出身

 

動画


【U-18】今井達也 対大学代表2回5奪三振【作新学院】

 

データ

16年夏の全国高校野球選手権大会成績

【栃木大会成績】

4試合 21回2/3 防御率2.91 WHIP0.92 K/BB3.67

被安打率4.57 奪三振率13.71 与四球率3.74

【甲子園成績】

5試合 41回 防御率1.10 WHIP1.12 K/BB2.59

被安打率6.37 奪三振率9.66 与四球率3.73

【総合成績】

9試合 62回2/3 防御率1.72 WHIP1.05 K/BB2.96

被安打率5.74 奪三振率11.06 与四球率3.73

 

見事、甲子園優勝投手となった今井投手ですが、その成績を見ると際立っているのは奪三振率の高さですね。

総合を見て奪三振率は2桁以上で、甲子園だけでもイニング数以上の奪三振率を記録しました。

栃木大会と甲子園では奪三振の取り方にも違いがあり、栃木大会は対戦校のレベルもありますが、三振を積極的に取りに行く投球でした。

甲子園ではランナーを出すまではどちらかというと打ち取るスタイルで、ランナーが得点圏に行ってからギアを入れて三振を取りに行くようにしていました。

この辺りを踏まえると甲子園で被安打率が高くなったのも、無理に抑えにいく場面でないところで打たれたという風にも見れます。

与四球率は栃木大会も甲子園もほとんど同じで、それほど目立って低いというわけでは無いですが、安定していますね。

防御率は甲子園の方が良い数値となっていて、これは無理に三振を取りに行くスタイルから安定して打ち取るスタイルに変えたことが影響してそうです。

夏の甲子園という過酷な環境に見事に適応した投球で、見事優勝しましたね。

 

投球考察

やや細身ながら手足の長さを活かし、身体をバネのように使った投球で最速152kmを投げます。

肘・手首の使い方は高校生トップクラスで、球速だけでなくノビのある投球になっていますね。

ストレートの平均球速は甲子園決勝戦でも140km後半でしたし、150kmを連発できるほどの球威で、この球威は紛れもなく高校生トップクラスでしょう。

変化球はスライダーとチェンジアップがメインで、スライダーは三振を取れるキレがあります。

ですが甲子園では直球で三振を取る場面が多く、変化球はどちらかというと見せ球や打ち取るために使っていました。 

相手打者を見て球種を選んだり、三振を取る必要がある場面・無い場面を考えて投球スタイルを変えることができる、頭の良い投手です。

細身の身体を考えればまだ球威を上げることは可能だと思いますし、現時点でも十分プロに通用する球威を持っているので、将来が楽しみな投手ですね。

 

将来性・タイプ

今井投手によく似たタイプとして挙げられるのは大谷翔平ですね。

投球フォームが似ていて、共に球威が素晴らしい投手です。

身体を大きくすれば更に球威が上がり、もしかすると大谷投手に匹敵する球速を投げれるようになるかもしれません。

現時点での実力と将来性を込みで考えると、今ドラフト候補の中でも間違いなくトップクラスでしょう。

 

ドラフト指名予想

このままいけばドラフト1位指名は確実と言えるでしょう。

高校生では藤平、寺島、高橋昂などが共にドラフト1位候補となっていますが、その中でも1番高い評価をする球団が出てくると思います。

身体の細さを考えるとプロ入り即1軍というのは無いかもしれませんが、2年目からは1軍で投げるようになり、3年目以降は球団のエースとして活躍できる可能性を持っています。

即戦力と考える球団もあると思いますし、複数球団の重複指名もあり得そうですね。

 

 

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