データで語るドラフト・育成論

プロ野球のドラフト候補についての話、プロ入り後の育成についての話を中心に書いていきます。

【ドラフト2016】濱口遥大(投手・神奈川大)

プロフィール

濱口遥大(はまぐち はるひろ)

 


2015大学野球選手権 神奈川大・濱口遥大投手投球 対大商大

生年月日:1995年 3月16日

175cm 80kg

左投左打

最速150km

佐賀県出身 三養基高ー神奈川大

 

データ

 ○3年春・秋のリーグ戦成績

14試合 108回2/3 防御率1.49 WHIP1.32 K/BB1.21

被安打率6.79 奪三振率6.13 与四球率5.05 

 

○岩貞祐太(阪神)の3年春・秋のリーグ戦成績

18試合 108回1/3 防御率2.33 WHIP1.11 K/BB2.49

被安打率6.73 奪三振率8.06 与四球率3.24

 

大野雄大(中日)の3年春・秋のリーグ戦成績

10試合 83回 防御率0.33 WHIP0.52 K/BB8.55

被安打率3.47 奪三振率10.19 与四球率1.19

 

濱口の3年時は防御率こそ低いですが、他の指標はあまり良くないですね。

特に四球率が5以上というのは完全に制球難といえますし、速球派の左腕だとしても改善しなければいけない点でしょう。

同リーグ出身で2014年阪神にドラフト1位指名された岩貞投手と比較しても、WHIP,K/BBともに低いですし、それは奪三振率と与四球率が悪いところが出ています。

岩貞投手がプロで制球に苦しんでなかなか結果を残せずにいるところを考えると、濱口投手は尚更制球の改善が必要になってきますね。

同じ左腕で現在中日の左腕エースの大野投手と比較してみると、比較対象として厳しいほどの大きな差がついています。

野投手ほどの成績を残すには全ての面でレベルアップが必要ですね。

 

投球考察

最速150kmに届くストレートは常時140km前半ですが、十分な球威があり、大学レベルではなかなか捉えることができない球になっています。

低めインサイドに制球できればプロでも通用する球威でしょう。

このストレートに加えチェンジアップのキレが良く、コンビネーションで奪三振を量産しています。

ただし、時折急に制球がまとまらずに崩れることがあり、それが濱口にとって最大の課題になっています。

球威がある直球でもど真ん中に入ってくることがあるので、そういう球は大学生でもしっかり捉えられています。

フォームは身体を大きく使うオーバースローで腕の振りが良く、ストレートとチェンジアップで同じ腕の振りをしているため、打者が見極めにくいです。

 

将来性・タイプ

直球の球威・チェンジアップのキレはプロでも通用する可能性が高いですが、制球次第でプロで活躍できるかどうかが分かれてくるでしょう。

プロでも左腕で150kmを超える投手はなかなかいませんが、それは希少価値があるというよりも制球に課題があって大成できていないためで、濱口が活躍するには制球が改善されるかどうかで決まると言っても過言ではないでしょう。

中日の大野投手はプロ入り後に変化球のキレを磨き球種を増やしましたし、濱口投手もチェンジアップ以外で武器となる変化球を習得していけると大野投手に近づいていけるのではないでしょうか。

 

ドラフト指名予想

左腕で150kmを超える投手は数少ないですし、決め球を持っているのは高評価の対象だと思いますので、上位指名は確実でしょう。

外れ1位などでも指名される可能性は十分あります。

速球派の左腕が欲しいチームが1番手に指名してくるでしょうし、制球が改善されれば即戦力として期待されてくると思います。

ただし、プロで活躍できるかどうかは前述の通り制球にかかってますので、プロ入りが決まったらまず第一に制球を改善していくことを考えるべきでしょう。

 

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