2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。
今回は上茶谷 大河 投手です。
2020年の振り返り
上茶谷投手は2018年ドラフト1位指名、東洋大出身の大卒右腕です。
大卒1年目の2019年はDeNAで先発ローテーションに入り込み、チーム内では今永に次ぐ2番手の登板数・投球回を投げました。防御率3.96、QS率37.5%という成績でやや安定感には欠けていたものの、シーズン通して投げ切れた投球は評価できました。
そして迎えた2020年で当然先発ローテとして期待されていましたが、開幕前に右肘の炎症があり開幕ローテ入りを断念。約1ヵ月遅れて1軍昇格してきました。ただ昇格後もなかなか安定した投球ができずに8月に再度抹消、9月は1軍で投げれたものの10月に今後は指をつって抹消など、1軍と2軍の行き来が続いてなかなか安定して結果を残せませんでした。10月に復帰してきた際にはプロ初完封試合を達成するなど、大きな活躍も見せましたが、その後の試合で大きく崩れて登録抹消となるなど、好不調の波の激しさが目立ち、来季以降へ向けても課題となりました。
1軍成績は、11試合 59回 2勝3敗 防御率4.12 QS率45.5%という成績で、投球回数は大きく減少・防御率も悪化。完封試合を達成したことで契約更改では現状維持となりましたが、今季チームが先発ローテで苦しんでいたことを考えると、もう少し安定して1軍で定着して欲しかったですね。
勝ち負けも大事ですが、それ以上にまずは1軍で安定してローテを守ることが大事で、そのためには怪我や好不調の波を無くせるように体づくりにしっかり取り組んで欲しいと思います。
2021年に期待すること
安定してローテに定着できれば先発として非常に重宝される投手になりますし、2020年に完封試合もしたことでイニングイーターとしての素質も持っているでしょう。
なので期待することとしては「規定投球回・防御率3.00・QS率60%以上」というのを求めたいです。
上茶谷のこれまでの最高投球回は134回なので、まずはキャリアハイとなる規定投球回到達へ。そして防御率も最高は3.96なので、キャリアハイの3.00まで抑えられるように。QS率も45.5%が最高なので、キャリアハイの60%にまで上げて安定した登板を増やせるように。
まだ来年は大卒3年目でプロとしては成長過程でしょう。なので毎年キャリアハイを更新するつもりで成長していって欲しいですし、ここまでの成績を残せれば勝ち星も自然と舞い込んでくるはずです。三浦監督体制ではおそらく先発への期待が大きくなると思いますし、長いイニングを投げさせる機会が増えると思います。そこでしっかりと安定感ある投球を見せていけば、評価が高くなるのは間違いないです。
2021年はシーズン通して安定した投球ができることを期待しています。
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