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【横浜DeNA】ピープルズ残留!外国人補強への第一歩か?

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2020/12/14  夕方時点の横浜DeNAに関するニュースをまとめました。

球団公式よりピープルズ残留公表

梶谷・井納の巨人移籍決定のタイミング

12/14、DeNAより外国人のマイケル・ピープルズ投手が来季もDeNAでプレーすることが発表されました。

DeNA ピープルズ残留を発表「横浜に戻るのが楽しみです」― スポニチ Sponichi Annex 野球

ピープルズは12/2に公示された球団保留者名簿に名前が入っていたので、来季もDeNAでプレーする可能性は高いと思われていましたが、今日まで球団公式より発表はありませんでした。

おそらくですが、梶谷・井納のFA宣言の結果が判明するまで保留していたと思われます。特に井納は来季もDeNAでプレーするのなら先発としてなので、ピープルズと役割が被ります。井納残留の場合は井納に対しての年俸もありますし、場合によってはピープルズと契約しない可能性もあったでしょう。

しかし井納も巨人に移籍することが決定した今、今度は先発不足に陥る可能性が出てきたので、今季先発で7試合に登板したピープルズを残しておくという判断に至ったのだと思います。ピープルズの今季成績は 10試合 2勝2敗 防御率4.97 WHIP1.39 QS率28.6%で、良い成績とは正直言い難いですが、それでも先発・リリーフどちらも経験して良いときは抑えれる力を見せることができたので、球団としてはコスパと使い勝手の良さを評価しているのでしょう。

年俸は3500万円から4800万円へとアップしました。今季の登板内容を評価してのことと、来季への期待も込めてのことでしょうね。

 

今後の外国人補強は?

ピープルズ残留により、外国人はエスコバー、オースティン、ソト、ピープルズの4人が現在支配下登録となっています。これにシャッケルフォードが支配下登録される可能性が高いので、実質5人になるでしょう。

ただ、ピープルズは今季の外国人の序列としては6番目でしたので、外国人の人数的にはまだ、今季から1人減っている状態になります。ピープルズの年俸は上がりましたが、まだ5000万円以下ですし常時1軍登録させるような形にはならないと思われます。なので少なくとももう1人は新外国人を獲得してくることでしょう。

獲得する外国人はピープルズよりも高い年俸で常時1軍主力として考えられるような選手になると思いますし、年俸もおそらく1億前後までになるのでは無いでしょうか。

幸い、外国人・FA選手の移籍によって総年俸はかなり下がっていますし、3億円ほどの余裕がある状態です。

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外国人補強案① 先発投手1名獲得

1軍:新外国人先発・エスコバー・ソト・オースティン・シャッケルフォード

ソト、オースティンは1軍ベンチ入り常駐で、先発登板時にエスコバーかシャッケルフォードをベンチ外にする。先発登板が無い場合はエスコバー、シャッケルフォードをベンチ入りさせる。

1軍の外国人で不調・故障者が出た場合はピープルズを昇格。ピープルズは先発でも中継ぎでも起用可能にして準備させておく。

 

外国人補強案② 先発投手1名+内野手1名

1軍:新外国人先発・エスコバー・ソト・オースティン・シャッケルフォード

通常時は案①と同じ。

1軍の外国人で不調・故障者が出た場合はピープルズか内野手を昇格。投手強化の場合はピープルズ、打線強化の場合は内野手という形で分ける。これで案①よりも打線へバックアップを厚くすることが可能。オースティン怪我時はソトか内野手をライトで起用して対応する。

 

外国人補強案③ 先発投手1名+リリーフ1名

1軍:新外国人先発・エスコバー・ソト・オースティン・シャッケルフォードor新リリーフ

通常時は案①と同じだが、シャッケルフォードと競わせる新リリーフを獲得し、リリーフの層を厚くする目的。

1軍の外国人で不調・故障者が出た場合はピープルズかリリーフを昇格させ、先発2人かリリーフ3人体制にする。ここまで数を揃えておけばある程度無理した起用も可能になるため、日本人投手への負担を軽減させることが可能。

 

こちらに挙げた3つの案以外にも色々なパターンで補強可能だと思いますが、先発投手1人の獲得はほぼ確実だと思われます。MLBの方ではウインターミーティングも終わったところですし、もしかすると近日中にも動きがあるかもしれません。

 

パットンがNPBの球団も移籍先として模索

こうした状況でオフにDeNAを退団したパットンが、MLBだけでなくNPBの球団も移籍先として考えているという記事が出てきました。

DeNA退団パットン、NPB他球団での現役続行も希望「日本に戻って別の球団で…」 | Full-Count

パットンがDeNAを退団することになったのは、元々はMLBへの移籍の可能性が高くなったことが理由の1つですが、ここへきてNPBの他球団への移籍も視野に入れているとのことです。これはMLB球団の選手獲得がなかなか上手く進んでいないことを表していると思われます。阪神スアレスも今オフはMLBへ戻る可能性が高かったですが、結局阪神に残留することが決まりましたし、なかなか買い手がつかなかったのでしょう。

DeNAとしてはパットンを再獲得する可能性は現状無さそうですが、逆にこれだけMLBが混沌としている状態だと、実力のある外国人選手を獲得するチャンスがまだあると思われます。

DeNAは資金や枠には余裕がありますし、これから外国人選手の獲得に本腰をいれて動き出すと思われますので、実力のある選手を獲得できる可能性は高そうですね。

パットンの去就も含めて、今後の動きには注目です。

 

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