2020/11/30朝の横浜DeNAに関するニュースをまとめました。
育成1位石川仮契約・ベイスターズの顔となる
2020年育成ドラフト1位指名を受けた法政大の石川投手が29日、横浜市内のホテルで仮契約しました。
支度金300万円・年俸240万円で、背番号「101」を与えられました。
会見で石川は「支配下に上がるのが大前提。ベイスターズの顔となる選手になれるよう頑張りたい」と育成選手ながら大きな志を口にしました。
春の時点ではロッテドラ1の鈴木昭汰級と評価
会見で担当の八馬スカウトが「春の時点ではロッテに入団した鈴木(ドラ1)と同じ評価。もちろん即戦力」と高く評価していて、左手首骨折の影響で今季は春に登板せず、秋に1試合のみの登板に留まっていましたが、もししっかり投げれる状態だったのなら支配下での指名だった可能性は十分ありますね。
まずは怪我からの完全回復と、4年春先の球威を取り戻すことから始めていくことになりそうですね。順調に力を取り戻せれば、2021年中にも支配下登録される可能性があります。
また、体が細くて故障がちだったということもあり、プロの環境ではしっかりと体を鍛えて大きくし、怪我に強い身体に仕上げていくものと思われます。そうなって怪我にも強くなれば、もう育成1位で指名したことがラッキーと言えるぐらいの投手になるでしょう。
大卒育成指名は早いうちに2軍ローテ入りか
石川は育成1位指名ですが大卒で、怪我の状態が治っているなら2021年は2軍開幕時からローテに定着する可能性がありそうです。横浜DeNAの2軍は宮城・阪口・浅田・中川虎・京山らが今季先発で主に投げていましたが、彼らと競う形で来年は石川も2軍ローテ入りして、結果を残していかなければならないでしょう。
年齢的には京山と同級生で、今季京山が1軍で6試合に先発したことを考えると、石川もまずは京山ぐらい1軍で投げれるようになることが目標になるでしょう。そのためにはすぐに2軍で結果を残して支配下登録を勝ち取る必要がありますね。是非京山と競い合って切磋琢磨して、2人とも未来の先発ローテに定着して欲しいですね。
獲得調査の広島田中、FA権行使せず残留
DeNAが獲得調査していた、今季FA権を取得した広島の田中広輔がFA権を行使せず残留すると複数のスポーツ紙が伝えています。
田中広輔は神奈川県厚木市出身ということもあり、シーズン終了時に地元のDeNAが水面下で調査しているという報道がありましたが、熟考の末残留を決意したようです。
広島側は2年4億円を提示したと見られており、残留交渉へ務めた結果流出を阻止できたということですね。
DeNAの補強へ影響は?
DeNAが仮に本当に田中広輔を獲得する考えだったとしたら、補強のチャンスを1つ失いました。おそらくDeNAとしてはソトが流出した場合や、大和・倉本らが今年ほどの活躍ができなかった場合に備えて、内野のユーティリティとして期待できる田中広輔の獲得を狙っていたのだと思われます。
ドラフトで牧を獲得したとはいえ、ソトが結局本日期限の保留者名簿に載らなければ一旦自由契約になりますし、再契約が難しいと戦力的に大きなマイナスになるでしょう。
ただ、今日あたりからMLBの方でも外国人選手の異動が活発になる時期に入りますし、ここまでDeNAがあまり動きを見せてこなかったのはこの後にMLBのロースター漏れした大物外国人の獲得を狙っているという可能性もあります。
現在DeNAは支配下登録64名で、ソトが自由契約になると63名になります。外国人はパットン、ロペスがすでに退団決定しましたし、これに加えてソトも退団となると3人分の枠が空き、総年俸も5億近くが減ります。来季開幕前にシャッケルフォード投手の支配下登録の可能性もあるとはいえ、少なくとも2人以上の外国人選手は獲得するでしょう。
そこでソトのように、二塁を守れる外国人選手を1人獲得する可能性はありますね。
今後の補強に注視していきましょう。