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【プロ野球2019】新人王候補有資格者成績(6/1時点)

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 今シーズン最初のターニングポイントとなる交流戦までシーズンが進みました。

この時点で今年の新人王候補の成績がどうなっているか、今のところ誰が有力候補かまとめてみました。

セ・リーグ

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投手を見ると、現時点で最も投球回が多いのが広島の床田で、10試合に登板し、63回を投げています。既に5勝を挙げ防御率は2.43、WHIPは1.24と好成績。床田はこのペースなら規定投球回到達と2桁勝利を狙えますし、新人王の有力候補と言えるでしょう。

他の投手だとDeNAの上茶谷が床田に次ぐ投球回数ですが、3勝・防御率3.90という内容で現時点ではまだ床田の方が分がありますね。とはいえローテを守って好投を続けてれば、ここから成績を上げて2桁勝利や規定投球回も狙えてくるので、まだまだチャンスはあります。巨人の高橋優も上茶谷と同じくらいの成績で、まだ新人王候補として期待できますね。

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打者では阪神の近本が好成績を残しています。規定打席到達で打率.307 5本 15盗塁(リーグ1位タイ) OPS.823という大活躍ぶりで、ここ数年のルーキー野手を見てもここまで活躍してる選手はいません。社会人1年目とはいえ、完璧な即戦力として活躍できていて、投手を併せて考えても紛れも無い新人王最有力候補でしょう。

その近本以上のOPSで活躍してるのがヤクルトの村上です。打率こそ.230とやや低めですが、本塁打15本はリーグ5位・打点41はリーグ1位タイとスラッガーとして文句無しの活躍ができていると言えるでしょう。高卒2年目でこの成績を残しているのは過去10年以上遡ってもいないですし、球界を代表するスラッガーに育つ素質がはっきりと見えています。こちらも近本と並ぶ新人王最有力候補で、2人同時受賞の可能性も大いにあります。

他の打者の成績を見るとやや厳しいですが、それだけこの2人が突出してると言えますね。

 

パ・リーグ

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パ・リーグの投手を見ると、先発ではソフトバンクの高橋礼が既に5勝を挙げて、新人王候補でトップの勝ち星になっています。ペース的に2桁勝利を十分狙える位置にいますし、防御率3.00、WHIP1.16と悪くない成績ですので、新人王の有力候補と言えますね。

その高橋礼よりも投球回数が多く、防御率も良いのがオリックスの榊原です。勝ち星こそまだ2勝で負け越していますが、新人王候補で唯一、規定投球回に到達するペースですし、防御率も2.50と好投しています。勝ち星に恵まれないところが新人王争いに一歩後れをとってしまってますが、この成績を維持していけばこれから恵まれる可能性も出てくるでしょう。新人王有力候補です。

ロッテの岩下も、高橋礼・榊原と拮抗してる投球内容で悪くは無いですが、まだ1勝なのがやや厳しいですね。ローテに定着して1試合あたりの投球回を増やしていけると、勝ち星にも恵まれるようになってくるので、これからの活躍に期待です。

新人王争いのダークホースと言えるのが、ソフトバンクの甲斐野です。甲斐野はリリーフで21試合に登板、12ホールドを挙げ防御率2.84と安定しています。奪三振率の高さも魅力でリリーフとして十分な貢献ができてると言えるでしょう。新人王で抑えでは無いリリーフ投手が受賞することはかなり稀ですが、今後さらにホールド数を重ねて防御率を下げてくれば、候補に入ってくる可能性はあると思います。

 

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パ・リーグの野手だと現時点で新人王候補と呼べる選手はまだ出てきていないですね。

オリックスの西浦楽天の辰己が積極的に起用されていますが、ややインパクトに欠ける成績です。ですが1軍レギュラーをしっかり勝ち取って固定起用されて、規定打席に到達するようになってくると、新人王の目も出てくる可能性があるでしょう。

成績的にはオリックスの中川圭も良い状態で、新人王有資格者の中でも唯一OPS.700台に到達しています。まだこの成績では新人王候補は厳しいですが、ここから成績を更に伸ばせれば候補に挙がってきそうです。

ソフトバンクの周東が盗塁数10(リーグ5位)で、打撃は弱いですが、仮に盗塁数をもっと増やして盗塁王争いに絡むようになれば、候補として考えられるかもしれません。

 

まとめ

現時点での新人王の予想を考えると、

セは近本・村上の2名が突出して大本命。広島の床田も可能性あり

パは高橋礼・榊原の争いも、どちらも大本命となる決定打が無し

このような状態と言えそうです。

まだ5月が終わったところでシーズン半分以上残っているので、この先どう変わっていくか楽しみですね。

 

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