データで語るドラフト・育成論

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【ドラフト2018】鈴木 翔天(投手・富士大)についての1000文字考察

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鈴木 翔天(すずき そら)

185cm 80kg

左投左打

守備位置:投手

最速 149km

3年秋のリーグ戦成績

 5試合 37回2/3 被安打21 奪三振49 与四死球7 自責点3

防御率0.72 被安打率5.01 奪三振11.70四死球1.67

 

選手としての特徴

怪我明けの速球派長身左腕。

4年春は左肘痛でリーグ戦登板が無かったが、秋のリーグ戦には復帰。

長身から繰り出す最速149kmの直球と、チェンジアップ・スライダーのキレが良く奪三振率が高い。

四死球率は通算で見るとやや高めだが、3年秋は安定していたので制球難の投手では無さそうだ。

3年秋のように調子の良い時は打たせず、奪三振数が多く、四死球も少ない理想的な投球ができている。

三振は空振りが多く、コーナーを突く投球ではなく、球威とキレで空振りを奪う投球だ。

球威自体は大学生投手としては高いレベルで、プロでも通用しそうな力を持っている。

 

管理人から見た進路と将来

今年の大卒左腕は鈴木翔と高橋優の二人が注目を集めており、高校生や社会人を含めてもこの二人がトップクラスだろう。

左腕が欲しい球団はドラフト1位で指名してくる可能性が高い。

昨年のドラフト1位指名左腕の田嶋・東に比べるとやや完成度やインパクトが薄いが、150kmに近い直球を投げれる点と三振を狙って取れる力がある点で即戦力級なのは間違いなく、1年目からローテに入ってくる可能性もある。

気になるところは怪我明けという点で、この秋のリーグ戦でどれだけ復調しているかが鍵になってくる。

田嶋や東よりも上背があるため、角度をつけた球を投げれる点は有利で、上手くいけば田嶋・東のような1年目の新人王候補にもなれるだろう。

 

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