NPBの2軍選抜と社会人野球(JABA)選抜が出場している台湾アジアウインターリーグも8日目になりました。
現時点での各選抜チームの投球成績・打撃成績をまとめました。
社会人野球(JABA)選抜
投球成績
社会人野球選抜の投手成績は皆優秀です。
これまで先発した岡野(東芝)・臼井(東京ガス)・吉川(パナソニック)・平尾(Honda鈴鹿)・堀(NTT東日本)らは安定した投球内容ですし、リリーフの荒西(Honda鈴鹿)・猿渡(大阪ガス)・宮谷(東京ガス)・本多(三菱日立PS)も全員防御率0.00で文句のつけどころが無くとても優秀。
唯一角田(SUBARU)が炎上した試合がありましたが、その1回だけに留めているのは流石と言えるでしょう。
この投手陣なのでチーム防御率はダントツの1.74(2位 2.30(KBO))。WHIPも0.95という素晴らしい数値になっています。
打撃成績
打者では打席数が多く成績も素晴らしいのが笹川(東京ガス)・矢幡(ヤマハ)・地引(東京ガス)ですね。
打率が.350以上でOPSも.900台・1.000台に到達してますし、打撃が絶好調の3名です。
打席がやや減りますが中澤(JFE東日本)・木南(日本通運)・佐藤(東芝)・柘植(Honda鈴鹿)も好成績組です。
これだけ成績の良い打者が揃ってるのでチーム打率はリーグトップの.293(2位 .252(WBSC))・OPSもトップで.792(2位 .709(イースタン選抜))となっています。
ウエスタン選抜
投球成績
ウエスタン選抜は昨日、吉田凌(オリックス)が9回3安打完封勝利を挙げ、やや低迷気味だった状態から脱却の兆しが見えてきました。
成績を見るとリリーフ陣の健闘が光ります。
児玉(ソフトバンク)・木下(中日)・守屋(阪神)・山下(ソフトバンク)らが好成績で抑えていますね。
ただ調子の悪い投手もいるため、人数が限られるこの台湾WLでどう遣り繰りするかは難しいところでしょう。
昨日の吉田に続いて先発陣が安定してくると、リリーフの負担も減りさらに成績改善が見られるようになるのではないでしょうか。
チーム防御率は5位の5.16。WHIPも5位の1.59となっており、他チームと比べても弱みになってますね。
打撃成績
打者は全体的に打ててませんね。打率3割超えが若月(オリックス)1人だけですし、これだと打線のつながりが弱いですね。
ただホームランを打った渡辺(中日)・石垣(中日)らもいるので、彼らを軸として点を獲れる形をつくっていった方が良さそうです。
この状態なのでチーム打率はリーグ最下位の.221。OPSは5位の.626という厳しい状態になってます。
イースタン選抜
投球成績
イースタン選抜投手は先発陣が全体的に打たれやすい結果であまり良い数値では無いですね。
京山(DeNA)が前回失点しながらも奪三振率が高く内容は良かったので、これを次回登板でも活かせるかどうかが鍵になりそうです。
リリーフは中尾(ヤクルト)・笠井(DeNA)の2人が防御率0.00で内容も良い成績です。
このリリーフに繋げるための先発が試合をつくれるかどうかがカギになりそうですね。
チーム防御率は4位の4.14。WHIPも4位の1.35なので、あまり良い内容とは言えず上位に上がるには投手陣の奮起が必要になってくるでしょう。
打撃成績
野手陣は打席数上位の3名の成績が良いです。
田中(楽天)は打率.300超え、OPS1.000超えの優秀な成績ですし、佐野(DeNA)は2本塁打でOPS.997。細川(DeNA)も2本塁打でOPS.808と上位打線としてしっかりと活躍できています。
OPSが伸びないものの松原(読売)は打率.300超えですし、田中(読売)や堀内(楽天)も打席数が少ないながら高指標の成績になっています。
好調な選手が多く打線の繋がりは良さそうですね。
チーム打率は4位(.239)ですが、OPSは2位(.709)となっていて出塁率や長打率の高いチームになっています。
ホームランを打てる打者が多いので、ここを活かした打撃が今後も期待できます。