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【横浜DeNA】 オースティン 選手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回はタイラー・オースティン 選手 です。

 

2020年の振り返り

オースティンは2020年からDeNAに入団してきた外国人選手です。MLB出場経験のある29歳で、2019年はブルワーズに所属していました。MLBには2016~2019年の通算4年出場していて、209試合 583打席 打率.219 33本塁打 OPS.743の成績でした。本塁打を打てるパワーがあり長打力がありますが、反面三振数がかなり多く、MLB通算で114安打に対して215三振しています。

この点はDeNAへの移籍が決まった際に、ファンの間でも不安要素の1つとして考えられていました。当時阪神が契約したボーアや、巨人が契約したパーラと比べると実績や年俸面でも開きがありましたし、DeNAに前にいたロマックと同じような結果になるのではないかという声もありました。

ですがオースティンはそんな不安をキャンプインから一蹴する結果を残します。ストライクゾーンの球をしっかり捉え、本塁打を量産しましたし、三振も予想より少なく四球も選べていました。

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外角ボールゾーンの落ちる球には三振する傾向がありましたが、課題としてはそれぐらいで甘く入った球は直球も変化球もしっかりと捉えていますし、他球団や解説者の話でもかなり脅威として見られている話が出ていて、ファンとしては期待が膨らんでいました。

 

そして迎えた開幕戦、オースティンは右肘の張りでの影響で開幕カードは代打のみでの出場。次のカードからスタメンに出場しましたが、そこで4打数4安打の大活躍をすると、その後すぐに本塁打も打ち一気に結果を残し始めます。不安視されていたライトの守備もフェンスに激突しながら捕球するなど、アグレッシブなプレーを連発して評価が高まりました。ですがこのプレーが逆に仇となってしまい、この後故障に悩まされてしまいます。結局7/13~7/22と、8/5~9/11の期間で2軍行きになりましたが、どちらも成績不振では無く故障の影響が大きく、怪我に悩まされたシーズンになりました。

1軍での成績は非常に良く、65試合 269打席のみの出場ながら打率.286 20本塁打 OPS.969という成績です。本塁打のペースだけで見れば、フルで出場していたら間違いなくタイトル獲得していたというペースで、それだけに故障が非常に痛い結果になりました。

シーズン終了後、球団と交渉の末に年俸1.1億+2年目オプションの契約を更新し、2021年も残留することが決定しました。怪我がありましたがオースティンのパワーは今や球団に欠かせない力ですし、2021年こそはフル出場してタイトル争いにも絡んで欲しいと期待するファンも多いでしょう。

 

2021年に期待すること

オースティンは2021年に30歳になり、まだまだ衰えない年齢です。日本の環境にも慣れてくるでしょうし、前年の反省を活かして故障しないような体づくりやプレーも心がけてくれるでしょう。それらを含めて期待値はかなり高くなります。

成績としては「143試合 600打席 打率.300 45本塁打 OPS1.100」本塁打王打点王・最高OPSのタイトルも獲得することを期待します。

オースティンの場合はまず何よりも、怪我無く1軍でスタメン出場し続けることが重要で、そのためシーズンフル出場を期待しています。退団したロペスもレギュラーでフル出場していた時期がありましたし、全盛期のロペスのように1軍でしっかり結果を残し続けて欲しいです。それさえできればタイトル獲得も夢じゃないですし、本塁打・打点の2つでタイトル獲得と、リーグトップのOPSという結果を期待します。

2022年は球団オプションがついてるので、結果さえ残せれば残留確実だと思いますし、ここからまだまだ長く活躍して欲しいです。長く活躍してロペスのように愛される選手になることを期待してます。

 

 

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