2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は進藤 拓也 投手です。
2020年の振り返り
進藤は社会人のJR東日本出身で、2020年で4年目を迎えていた28歳の右腕です。ドラフト時は8位指名で、社会人出身ということで即戦力として期待されていましたが、4年間で通算22試合の登板に留まっています。
右のサイドから140km後半の直球を安定して投げる球威があり直球中心の投球ですが、他にもスライダー、カーブ、フォークなどの変化球を使いキレがあって奪三振能力は高いです。球威やキレが良いものの課題としては制球面でかなり荒れやすいことです。
2軍でも四球を出しますが奪三振数も多く、毎年安定した成績を残しています。年齢的にももう2軍で結果を残してどうこうする段階ではないので、1軍で結果を残すことを最優先で考えていくべきでしょう。1軍で結果さえ残せれば、右の球威あるサイドハンドは重宝されると思いますし、起用される場面は増えてくると思います。
2021年に期待すること
年齢的にももう1軍で結果を残さなければならない立場なので、開幕から1軍を狙うつもりでアピールしていって欲しいです。期待する成績としては「30試合 防御率3.50 奪三振率9.00 与四球率3.00」です。
まだシーズンで30試合を投げたことも無いので、まずはこれだけ投げれるようになることが大事でしょう。その上で安定した成績として防御率3.50 奪三振率9.00という指標で、これさえ達成できればひとまず右のワンポイントなどの起用の道が拓けてくるはずです。課題の制球面も与四球率を3.00まで抑えることができれば、気にならなくなるでしょう。
同じ直球の球威が強い右腕だとDeNAには国吉がいますが、国吉もよく四球は出すタイプでも奪三振能力が高いため、それを見込まれて2020年は42試合も投げています。進藤も同じく荒れ球でも奪三振数を増やして、1軍で通用する投球ができるようになれば、国吉のように1軍定着していける可能性は十分あります。
そうして1軍で帯同できる投手になることを期待したいです。
【横浜DeNA関連の記事】