2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。
今回は池谷 蒼大投手です。
2020年の振り返り
2020年ドラフト5位で指名されたヤマハの池谷投手ですが、静岡高を卒業後にヤマハに入社した、いわゆる高卒社会人になります。高卒3年目なので年齢は21歳とまだ若いですが、社会人では実戦経験豊富で多くの公式戦に出場していました。
役割としては主に左のリリーフで、1~2イニング投げることもあれば、ワンポイントの場面もあり、球速は140km前後ですが直球のノビと変化球のキレが良く三振を取れる能力があります。制球面も安定していて、即戦力として、1年目から1軍で活躍してくれることが期待できそうです。
DeNAはここ数年リリーフ陣をドラフトで補強してなかった時期があり、先発投手を中継ぎにまわすなどして対応してきました。今年、伊勢がようやくルーキーでリリーフとして活躍してくれたところで、伊勢に続いて今度は左のリリーフも獲得したいタイミングだったところです。そこへ池谷を獲得できたのは大きいですね。
2021年に期待すること
高卒社会人のルーキーですが、担当だった中川スカウトは即戦力として一押ししていますし、チームとしてもリリーフ強化のために1年目から1軍での活躍を期待していることでしょう。そこでその期待を込めて「1軍50試合登板」を達成して欲しいです。
1軍での左のリリーフだと、石田とエスコバーという強力な2人がいますが、今年はこの2人にかなり頼りきりなシーズンでした。まだ2人共若い方ですが、疲労や不調が来るときもあるでしょうし、その際に左のリリーフ不足に陥らないよう、1軍で投げれる投手は必要です。また池谷がどんな場面でも投げれるようなリリーフになれれば、他のリリーフ陣の負担も軽減できますし、監督も投手継投がしやすくなるのでチームにとって大きなプラスになるでしょう。
是非、キャンプ時からアピールして開幕1軍に入ってきて、そのままシーズン通して1軍帯同しながら50試合登板を達成して欲しいです。
高校時代の池谷投手についての寸評
【ドラフト2017】池谷 蒼大(投手・静岡) - データで語るドラフト・育成論
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