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【横浜DeNA】平田 真吾 投手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は平田 真吾 投手です。

 

2020年の振り返り

平田は2013年ドラフトで2位指名された社会人出身投手で、2020年でプロ7年目・31歳を迎えました。ドラフト上位でしかも社会人出身ということで、球団としては即戦力として見込んでの獲得だったと思いますが、2019年まででシーズン最多登板数が33試合(2017年)、防御率は3点台前半が最高という、ドラフト上位指名のリリーフにしてはかなり物足りない成績でした。特に2018・19年は2年で25試合しか登板できておらず、防御率は6点台や9点台となっていて、30歳を迎えたこともあり戦力的にかなり厳しい評価をされていたと思います。2019年オフに戦力外とならなかったですが、正直戦力外になっていてもおかしくない成績でした。

そういう状態だったので2020年はまさに崖っぷちからのスタートでしたが、本人もその自覚があったのか春季キャンプから好アピールしていて、結果も残せていたので開幕1軍を勝ち取ることに成功しました。そこからの平田はたまに打ち込まれることがあるものの、安定した投球が多くビハインドやロングリリーフなどでよく起用されて試合を壊さない投球を続けていました。平田のキャリアを見ても過去最高の状態と言って良く、この活躍ぶりは首脳陣も評価していたのでしょう。とうとう10/7に1軍で先発登板する機会が巡り、そこで5回 被安打3 被本塁打奪三振四死球自責点という結果で見事勝利投手となりました。

DeNA・平田が初勝利!プロ7年目、苦節130戦目「こんなに遅くなるとは」 (1/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

リリーフから突如任された先発の役割を十分に果たしての初勝利ですし、文句無しの結果です。ここで更に平田に対しての評価も上がったことでしょう。そのままシーズン最後まで1軍登録されて1度の2軍に落ちることなく完走しました。

2020年の成績は43試合 1勝1敗 11H 44回1/3 防御率2.84 奪三振率9.34という内容で、紛れもなく平田のキャリアで最高のシーズン成績です。一時は戦力外候補になっていたであろう投手が、2020年には見事に1軍でフル回転の活躍を見せてくれました。

 

2021年に期待すること

2020年にキャリアハイの成績を残した平田ですが、ここからまだまだ活躍して欲しいです。 2021年は平田は32歳になりますが、プロとしてはここまでなかなか結果を残せていなかったので、その分を取り戻せるようにこれからも長く活躍して欲しいです。

そこで期待する成績として「70試合 防御率2.50 20ホールド 奪三振率10.00 与四球率3.00」という成績を期待してます。この成績を残すことができれば平田のキャリアハイの更新にもちろんなりますし、7・8回などセットアッパーを任される可能性も十分にあるでしょう。70試合というシーズン半分の登板、防御率2.50 20ホールドという安定感。内容面でも、奪三振率を2020年よりも更に上げて1イニング1つ以上三振を獲れるようになって欲しいですし、逆に与四球率の割合は減らして余計なランナーを出さない投球を期待したいです。

期待値としてはかなり高めですが、平田の2020年の復活ぶりを見てるとまだまだこれからも活躍して欲しいという期待を強く込めたくなります。パットンが退団したことで右のセットアッパーの役割ができる投手が1人減りましたし、そこへ平田がパットンの役割を引き継げるような結果を残して欲しいです。

 

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