2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。
今回は飯塚 悟史 投手です。
2020年の振り返り
高卒6年目を迎えた飯塚投手ですが、近年なかなか1軍に定着することができず、2020年は試合数が少なかったこともあってか、1軍昇格が1度もありませんでした。
高卒3年目頃までは順調に成長を見せて1軍での登板機会もあったのですが、そこからの伸び悩みが厳しい状態になっています。
2軍成績を見ても、正直1軍昇格を考えられる状態では無くなっています。
【2軍成績】
27試合 39回 1勝2敗 防御率9.00 WHIP2.49
被安打率15.5 奪三振率6.00 与四球率6.92
防御率9点台ということで、1イニング投げれば1失点するようなペースになっていますし、被安打率・与四球率が非常に高く、毎試合ランナーを出すのは確実な内容です。
ここまでの状態だと正直言って、良いと思える点が全く見えず、迷走している状態と言っても過言では無いでしょう。
2021年もこのような状態から抜け出せないとしたら、もう来年は7年目になることですし、オフには厳しい宣告が下される可能性は非常に高いです。
2021年に期待すること
厳しい言い方をしてしまいましたが、まだ飯塚に期待できる点はありますし、だからこそ飯塚は来年もチームにいられます。
2軍でも良くない成績だったとはいえ、27試合にも登板していますし、試合を通じて調子を取り戻させようとする2軍首脳陣の意図ははっきりと見えてきます。
2軍の選手管理はフロントも行っているので、これだけ投げさせているのはフロントの方針でもありますし、まだまだ飯塚の復活に期待しているということです。
現状、リリーフでの登板になっていますが、ひとまずはどんな役回りでも任せられるようにして、安定感を身につけることが大事になってくると思います。
元々の飯塚の投球スタイルは最速150km近い直球と、低めに集める制球力が武器ですし、それが安定して投げれるようになれば1軍でも通用するでしょう。その感覚を取り戻し、1軍のビハインドでの中継ぎやロングリリーフなどの役目から信用を勝ち取っていくことを目指して欲しいです。
そうした役割を任せられる期待を込めて「1軍30試合登板」を期待しています。この期待はゴールではなく、スタートラインに立つための期待でここを足掛かりに再来年以降1軍に定着できるような投手になって欲しいです。
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