2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回はレミー・コルデロ 投手です。
2020年の振り返り
レミー・コルデロ投手は2019年から育成選手として契約を結んでいる外国人左腕で、年齢は23歳です。MLBでの登板経験は無く、2015,16年にマイナーのルーキーリーグで登板した経験があるほか、2017,18年はドミニカの独立リーグに所属していました。その後DeNAと育成契約。当時から直球は最速150km、球威があり三振を獲れる力がありますが、反面制球に難があってイニング数と同数以上の四球を出すなどかなりの粗削り投手でした。
2軍でも制球難に苦しむ場面が目立ち、実戦経験を増やして鍛えるために1年目は2軍戦に出場する一方、BCリーグの信濃グランセローズに派遣されていました。
2年目は神奈川フューチャードリームスにも派遣されていて、これらの経験を積むことで来日当時よりは安定感のある投球になってきました。直球は動くボールで打者が狙いづらいですし、カーブ・チェンジアップなども変化量が大きく、左打者がのけ反るようなボールがストライクゾーンに入っていくこともあります。
ゾーン内に入れることができればかなり通用する球威・キレになってきましたし、ここから更に安定してくれば支配下登録が見えてくるでしょう。
2021年に期待すること
2021年で育成契約3年目になり、年齢も24歳とそろそろ支配下登録が望まれる時期です。ここ2年での成長を見せてきましたし、長所もはっきりしてきたので来季は支配下登録を狙いたいところでしょう。
ただ、そのためには2軍でも安定した投球ができることが求められます。荒れ球でも抑えることができる投手は他にもいますが、結果を残している投手に共通してるのはランナーを出そうがしっかり抑えることができる投球です。そういった成績を2軍でも求められるでしょう。
期待する成績としては「2軍 30試合 防御率2.50」です。リリーフとして2軍でこれぐらいの結果を残せれば「支配下登録」も期待できます。DeNAは育成外国人をまた新たに獲得しましたし、レミー・コルデロも残留できるかどうかは結果次第になってくるでしょう。中継ぎの一角に入れるだけの球威は持ってると思うので、是非とも1軍戦力になってほしいですね。
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