最近の横浜DeNAのニュースについてまとめてみました。
春季キャンプ外国人間に合わず
新型コロナウィルスの影響で、日本に入国する外国人に対しての新規ビザ発行が現在停止されています。この影響で各球団が契約している外国人選手の中でも、ビザが発行できずに入国できない選手が出てきました。
DeNAもその中に含まれていて、しかも今季契約した外国人選手10名(育成含む)全員が入国できずに、春季キャンプ初日に間に合わないという事態になっています。
入国時期がいつになるかも分かっておらず、キャンプ中に合流可能なのか、３月に入ってからなのか、開幕までかかるのか、等の情報はまだ出てきていません。いずれにしても三浦新監督にとっては悪条件が揃ってしまい、厳しいスタートとなりそうです。
開幕までに調整可能か？
合流時期が不明なので開幕までに調整可能かどうかも正直なところ全くの不明です。エスコバー・ソト・オースティン・ピープルズなど昨年から所属している外国人選手たちなら、日本での感覚を思い出しながら各自で調整することは可能かもしれませんが、新加入で１軍戦力として期待されているロメロ・シャッケルフォードは不安ですね。
２人共今回初めて日本で登板することになりますし、ロメロは昨年MLBで登板できず、シャッケルフォードはトミージョン手術明けということで、２人ともブランクのある投手です。この２人には日本のマウンドやボールの感触、ストライクゾーンなどに慣れる期間を長くとって欲しかったですが、それがじっくりとできるキャンプへの参加が遅れてしまうのは痛いですね。
来日のタイミングにもよりますが、最悪で開幕に間に合わない可能性もあるでしょうし、そのつもりで投手陣の準備が必要になりそうです。
日本人のみのスタメン予想
ソトやオースティンなどについても、現状ではまだ来日の目途が立っていない状態ですので、最悪の事態を想定すれば開幕スタメンが難しい可能性もあるでしょう。
そうなった場合どのような開幕スタメンになるか、予想してみました。
【打線】
１ 中 神里 昨年打率３割・盗塁成功率向上
２ 二 柴田 出塁能力の高さを活かした起用
３ 三 宮崎 実績あるハイアベレージヒッター
４ 左 佐野 昨年に引き続き４番固定
５ 右 細川 三浦監督が注目、抜擢起用あるか
６ 一 田中俊 昨年巨人でも一塁守備経験あり
７ 遊 大和 倉本と併用しつつ下位で負担少なく
８ 捕 戸柱 昨年の一番手捕手としての実績
９ 投 大貫 昨年チームトップの勝ち星
【先発ローテ】
・当確組
大貫 昨年チームトップの成績で開幕投手へ抜擢
平良 安定感はチームトップ。ローテ入りは固い
・有力候補組
上茶谷 昨季終盤に離脱があったが、好調時は安心できる投球
濵口 球威不足を解消できているか。ローテ候補も不安あり
・オープン戦次第
入江 大卒ドラ１。開幕ローテ入りして即戦力での活躍を期待
坂本 昨季は厳しい成績。調子が良ければローテ入りも見える
京山 球速アップなど成長を見せた。あとは結果のみ
阪口 昨季シーズン終盤にようやく見せた好投。継続できるか
【リリーフ】
・当確組
三嶋 昨季抑えを任され、見事に大任を果たした
石田 リリーフ陣でもトップクラスの安定感
・有力候補組
国吉 フル回転で登板。リリーフ実績もついてきた
伊勢 抜群の安定感を見せた１年目。２年目も継続できるか
・オープン戦次第
平田 昨季復活を果たした。今季も投球を継続できているか
山﨑 抑え失格の屈辱を晴らすか。投球を取り戻せば抑え復帰も
武藤 昨季はビハインドロングや先発でも起用。便利屋
砂田 昨季後半に１軍で安定感を見せる。左リリーフ要員
池谷 社会人ルーキー。左のリリーフとして砂田と競う
あくまで個人的な予想ですが、日本人選手のみだとおそらくこのような開幕を迎えるのでは無いでしょうか。打線はソト・オースティンがいないので迫力不足なのは否めないですね。細川など若手の台頭に期待したいところです。
投手だと昨年は先発事情に苦しんだので、井納が退団してロメロがいない状態というのは厳しいです。昨年不調だった先発が結果を残すことや、若手やルーキーの台頭が無いと序盤からやり繰りが苦しくなりそうですね。今永や東が万全な状態で早期復帰することも期待したいです。
リリーフは頭数は割と多いですが、昨年チームトップの登板数だったエスコバーがいないことで登板の負担が他のリリーフにまわることが心配ですね。昨年好投していた投手陣で故障者や不調者が出てこないことを願いたいです。
こういった問題は他球団にも多かれ少なかれありますし、今季の外国人選手の起用についてはまた新たにルールが追加される可能性もあります。現時点ではDeNAは全員がキャンプ初日に間に合わないという不利な状態ですし、今後も外国人選手の動きやルールについて注目していきたいです。
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