三浦新監督と、2012~2015年までDeNAの監督を務めた中畑清氏の対談記事がスポニチに載っていました。
三浦&中畑、新旧監督対談
三浦監督と中畑さんが2人で、三浦監督の選手時代のことや監督就任に至るまでの話、そして三浦監督が考えているチームの構想について、熱く(主に中畑さんが)語っている様子が記事に載っていました。
この記事の内容を少し要約して、来季の構想がどうなっているかまとめてみました。
打線について
打線は2020年に1番打者を務めて大活躍した梶谷が抜けましたが、三浦監督は「打つ方は揃ってきている。どうつなぎ合わせるか。繋ぎになる選手が非常に大事なポイント」と話しています。
外野に関しては細川が昨年2軍で打撃タイトルを3つ取ったことに言及。1軍で結果を残すタイミングに来たとしています。そして両翼も打つ選手がいることから、センターをどうするか。中畑さんは神里を挙げましたが、三浦監督は乙坂・細川・関根・桑原らも言及し、彼らの競争を示唆しています。細川をセンターで起用する構想もありそうですね。
二遊間では、昨年までセカンドを守っていたソトについて三浦監督は一塁のイメージとしています。一塁専念で打撃を活かしたい思いがありそうです。そのため二遊間はつなげる選手、チーム打撃ができる選手を置くことで打線を繋がりやすくしたい意図を話しています。候補は大和・倉本・柴田の名前を言及。あとは若い選手の台頭も期待していそうです。
捕手は伊藤光・戸柱・嶺井・高城の名前を言及。ただ2軍で山本の肩の強さや守備面での成長が見れて楽しみとも言っているので、山本の1軍昇格の可能性もありそうです。もしかすると1軍で育てたい思いがあるかもしれません。
投手陣について
最初に手術明けの今永・東に言及。無理はさせられないとしていますが、戦力として働いてもらわないと困るとも言っていて、今季中に1軍復帰してきて欲しい思いが伝わってきます。
2軍からの昇格候補として、阪口・京山・中川らを挙げました。彼らは今年が勝負の年と考えているようです。
抑えについては現状では三嶋と明言しています。ただ山﨑は必要不可欠とも話していて、早く調子を取り戻して這い上がってきて欲しいでしょう。
森や若手について
2019年ドラフト1位の森についても言及しました。森については中畑さんは1軍で使わないと育たないという気持ちもあるようですが、三浦監督はその点は冷静で、1軍での経験も必要だが、まだまだファームでやらないといけないことも残っているとしています。土台作りを重視していますね。この点は三浦監督と球団の方針が一致しているように見えますし、安心できる点です。
若手育成についても1軍は結果重視で、チャンスをモノにしなかったらファームへ行って貰って、代わりがいればどんどん代えていくとしています。あまり若手を1軍で我慢して起用するという考えはなく、この点はむしろしっかりと勝負に徹する意識を持っていて個人的にとても好感が持てます。
チームのスローガン
三浦監督の気持ちとしては「結束」を重視していて、1軍・ファーム・スタッフ・ファンが一緒にならないといけないと話しています。これは監督就任時も同じような話をしていましたし、強い思い入れがありそうですね。三浦監督は選手時代から特にファンサービスを強く意識していましたし、ファンと共に優勝したいという想いがとても強そうです。
中畑さんの下でやらせてもらった経験を生かして明るいチームの雰囲気にしたいことや、ファンに注目されることでその後のCS進出に繋がったとも話していますし、チームの雰囲気を強く意識していることも伺えます。
目標
最後に目標について話していますが「優勝しかないです」と強いメッセージを残しています。選手が抜けたことや三浦監督になったことで弱くなったとは絶対に言われたくないと、この点は非常に強い気持ちが溢れていますね。
まとめ
以上が三浦監督と中畑さんの対談の主なまとめでした。
チーム構想や想いについてかなり具体的に話していますし、ファンとしてもなかなか面白く、読んでいて今季がとても楽しみになりましたね。三浦ベイスターズが2/1から始動しますが、果たしてどんなチームになっていくのか、期待して応援していきたいと思います。
元記事
【キヨシ氏&番長 新春爆笑対談1】大輔型のチームカラー、リーゼントに固めちゃえ― スポニチ Sponichi Annex 野球
【横浜DeNA関連の記事】
【よく見られている記事】