2020/12/20朝時点の、横浜DeNAに関するニュースをまとめました。
平均156km右腕ロメロ獲得か!?
MLBメディアがDeNA獲得報道
12/19、今季MLBツインズに所属していたフェルナンド・ロメロ投手(25)が横浜DeNAと契約合意間近であることを、現地メディアの記者がツイッターに投稿しました。
Fernando Romero was released to pave the way for him going to Japan. He’s set to sign with the Yokohama BayStars. #MNTwins will receive about $300,000 compensation for Romero.
— danhayesmlb (@DanHayesMLB) 2020年12月19日
その他情報によると、17日にツインズがロメロの契約を放棄したことと、移籍金30万ドル(日本円で約3100万円)をDeNAから受け取ることも報道されていて、ロメロ自身もDeNAのインスタグラムの公式アカウントをフォローするなど、移籍はほぼ確定的な情報が出ています。
【DeNA】156キロシンカー右腕フェルナンド・ロメロと契約合意へ : スポーツ報知
18・19年はMLBで登板経験あり
ロメロは2018・19年にMLBで登板経験があります。
2年間の成績は以下の通りです。
【2018年成績】
11試合 11先発 55回2/3 3勝3敗 防御率4.69 WHIP1.42
被安打率9.7 被本塁打率1.0 与四球率3.1 奪三振率7.3
【2019年成績】
15試合 15救援 14回 0勝1敗 防御率4.69 WHIP2.14
被安打率12.2 被本塁打率1.3 与四球率7.1 奪三振率11.6
2020年はビザの関係でMLBでプレーすることはできませんでした。
2018年は先発で比較的安定していた成績を残していましたが、2019年にリリーフ登板となった時はやや制球が荒れて成績も悪化していますね。
投球スタイルはシンカーが投球の約6割を占めており、平均球速が156kmに達しています。その他4シーム、2種のスライダー、高速チェンジアップなどの球種を持っています。
DeNAでこの球速帯を出せる先発投手はいませんし、大貫や平良など右腕は直球よりもキレ・制球力が武器の投手が多いです。この中にロメロが入れば先発のバリエーションが増えますし、補強ポイントとしても合っていますね。
MLBでの登板実績がある点やこれらのスペックを考えても、獲得できればDeNAとしてはかなり力を入れた補強となるでしょう。なかなか大物の補強情報が出てこなかったDeNAでしたが、ここへきてようやく大物獲得となりそうですし、楽しみですね。
DeNAでは先発か、リリーフか?
先発:ピープルズ
内野:ソト、オースティン
ロメロを獲得した場合、6人目の外国人となります。ロメロを先発・リリーフのどちらで起用するか分かりませんが、MLBでの成績や今季のDeNAの先発事情などを考えると、先発で起用する可能性が高そうです。
実績を考えるとロメロはおそらく年俸1億前後の投手になりますし、エスコバー、ソト、オースティン、ロメロの4人は1軍がほぼ確定的でしょう。5人目の枠を状態やチーム事情に合わせてピープルズとシャッケルフォードで競わせるような形になると思われます。
またロメロ獲得となれば、支配下登録人数は66名になります。
まだ枠には余裕がある状態ですが、ロメロを獲得すれば課題だった先発が埋まる可能性があり、この人数で開幕となる可能性もあるでしょう。
他に補強手段も無くなってきましたし、これ以上補強するとしたらリリーフか野手の控えぐらいになりますし、あるとしても小規模な補強となりそうです。
ロメロを獲得した際、球団はどのポジションを任せる考えなのか、それによって今後の補強の有無も変わってきそうですので、まずは球団の発表を待ちたいですね。
古村、現役引退。球団を通じてメッセージ
今季DeNAを戦力外となった古村投手が、現役を引退することを球団を通じて発表しました。
古村投手は2011年ドラフトで8位指名をされた、地元神奈川の茅ケ崎西浜高出身の投手でした。しかし1軍での登板が無く、また投げていた左肩を痛めたことで、2014年のオフに球団から戦力外通告。そして引退を発表しました。
2015年は球団で打撃投手として務めていましたが、その過程で左肩の状態が良くなっていることが分かり、2016年に四国ILの愛媛マンダリンパイレーツが古村を獲得しました。2年ぶりの現役復帰となり2016・2017年でチームに貢献。2018年は富山GRNサンダーバーズへ移籍し、セットアッパーとして33試合に登板して安定した成績を残しました。
これらの活躍から、2018年終盤にDeNAの入団テストを受験。その結果DeNAが支配下登録で獲得することとなりました。引退から5年ぶりにまた横浜へ戻ってくることになりました。
復帰後、2019・2020年はかねてからの怪我に悩まされ手術を受けるなど、なかなか試合に出れる機会が無く、結局2年間で1度も1軍昇格することなく、2020年オフに戦力外・そして現役引退となってしまいました。
怪我に苦しみながら2度目の引退ということで、本人は悔しい気持ちも強いと思いますが、1度引退後にまたプロ野球選手を目指して頑張ってきたことや、DeNAに再度復帰できたことは非常に素晴らしいものですしプロ野球を目指す選手にとっては大きな希望となったと思います。
球団が引退発表したことで、おそらく今後は球団職員などの道があると思いますが、プロ野球選手として苦難を乗り越えてきた経験を是非活かして欲しいです。
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