2020/12/14、FA宣言した梶谷・井納の巨人への入団会見が行われました。
NPBでも2人の巨人入りが公示されたので、これで移籍が確定となります。
この後は巨人からプロテクトリストが送付されて、DeNAはそのリストを確認して金銭補償か人的補償を選択します。
DeNAはどちらを選択するのか、またプロテクトリストには誰がプロテクトされているか等を考察してみます。
【追記】
梶谷の人的補償決定後の記事↓
今後の流れと菅野について
今後の流れ
巨人はDeNAに対して2週間以内にプロテクトリストを送付する必要があります。つまり14日公示なので、28日までになります。そしてDeNAは巨人からリストを受け取った後、40日以内に全ての補償を完了しなければなりません。なので最長でも2/6までに補償はすべて完了します。
リスト提出がいつになるか分かりませんが、DeNAは毎年年末の仕事納めが早いので、補償が確定するのは年明けまでかかる可能性が高いですね。
菅野はプロテクト対象
プロテクトリストに、MLBへのポスティング移籍を申請した菅野が対象になるかという点で話題になりました。これは菅野がポスティング移籍する場合は巨人を退団するわけですから、プロテクトの必要は無いのではないかということから話題になりましたが、移籍が決まるまでは巨人に保有権がある状態ですし、仮に移籍が決まらなかったら残留するので、プロテクト対象となります。
それを踏まえて、巨人の大塚副代表は菅野をプロテクトすることを明言しました。
巨人は誰をプロテクトしたいか
若手を守るか、ベテランを守るか
では実際にプロテクト対象が誰になってくるのかを予想してみましょう。
これを考える上で、主力選手がプロテクトされるのはまず間違いないことは分かります。そしてその後、控え選手や1軍戦力として必要となる選手のプロテクトとなっていきますが、その後に若手選手とベテラン選手が残ってくるでしょう。プロテクト外になるのはおそらくこの若手かベテランで、ここで誰をプロテクトするかが巨人編成側の悩みどころになってくると思います。
原監督は日本シリーズ優勝を目標としている
ここで原監督の立場になって考えると、そもそも井納・梶谷を獲得した意図は何なのかです。2人とも原監督から直接声掛けがあったようですし、原監督自身が欲しいと思って獲得に動いた選手といえるでしょう。
リーグ優勝した原監督が何故そこまで力を入れて補強するのかと考えたとき、やはり1番は日本シリーズの件でしょう。今年ははっきり言って成すすべなく4連敗。去年も同じ対戦カードで4連敗したことで、史上初の8連敗を喫しています。この件でセ・パの差がDH制の有無など、ルールについても言及をしていますが、それは1つの要因に過ぎず、しかも是正するにはセ・リーグをDH制導入というルールを定めて、そこからチーム作りを行うという一朝一夕では解決しない問題になります。
来年も優勝すれば日本シリーズはあるわけですし、そこで相手がソフトバンクだった場合、また悪夢の再現ということにもなるでしょう。そうしたことは絶対避けたいはずですし、今度こそ日本シリーズで勝つために戦力補強を必要としているはずです。
なので、プロテクト対象は来年の1軍戦力になる選手が基準となってくると思います。
原監督の考えを最優先。残った中でフロントの考えを入れる形か
プロテクト対象の選定についてはおそらく原監督が大半を指定するでしょう。前述の通り目標は来年の日本シリーズ優勝ですし、そのためには1軍戦力が抜けることがあってはならず、原監督が実際に日本シリーズで采配をした中で必要と思った選手がプロテクトされるはずです。
そこでプロテクトリストの大半が決まった後、今度はフロントの視点で大塚副代表が選定していくと思われます。フロント視点だと長期的な観点も入りますし、全体のバランスなども意識すると思うので、そこで整合性を合わせる形になりそうです。
プロテクトリスト予想
以上を踏まえてプロテクトリストを予想してみました。
最近はこういうアプリが出てるので便利ですね。
プロテクト外と考えた選手は以下の通りです。
【投手】
大竹、田中豊、野上、古川、戸根、横川、井上温、沼田、堀岡
【捕手】
【内野手】
北村、菊田、増田陸、松井義、香月
【外野手】
石川慎、立岡、重信、伊藤海
基本的には来季も1軍戦力として目途を立てられる選手が、プロテクトされるという考えでまとめています。特に先発タイプは菅野がポスティング移籍する場合に備えて手厚くするはずで、今村・桜井・高橋優・太田などは漏れてこないでしょう。他の若手の古川、横川、沼田、堀岡らもプロテクトする可能性を考えましたが、そこまで固めていると野手のプロテクトが薄くなるので外すと考えました。
捕手は今季1軍で活躍した大城・炭谷・岸田の3人は絶対残すと考えました。その上で2軍でしっかり育成中の山瀬もプロテクトすると考え、小林誠のみリストから外しました。
内野手は主力と控えを重点的にした形で、若林や田中俊もプロテクトしてくる可能性は強いと考えました。特に若林は日本シリーズ最終戦で1番で結果を残しましたし、原監督としては日本シリーズ要員として是非残したいと考えているのでは無いでしょうか。北村も2人と同じくらいシーズンで起用されてはいましたが、日本シリーズの出場資格者名簿から外れたこと考え、プロテクトから外しました。
外野手は主力の陽・丸・松原と、ベテランの亀井のみ残した形になると考えました。梶谷を獲得しましたし、外国人外野手も獲得予定なので、そこまで手厚くすることは無いでしょう。
以上が自分が考えたプロテクトリストと、その理由になります。
プロテクト予想はもう既に色々な人がされていると思いますので、自分の考えと合っているか等、是非参考にしてみてください。
今後またプロテクト予想したり、人的補償が具体的に誰になるのか等も考察記事を書きたいと思います。
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