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【横浜DeNA】京山 将弥 投手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は京山 将弥 投手です。

 

2020年の振り返り

京山は2020年に高卒4年目を迎えた右腕で、これまでは主に先発で起用されています。2018年の高卒2年目では1軍で13試合に登板し59回を投げるなど、早期に1軍で戦力として起用されてきました。ただ、2019年は1軍での登板数が減り成績面もあまり良くなく、少し停滞感がありました。京山は球速があまり速くなく、コントロールやキレで勝負するタイプの投手でしたが、それではなかなか1軍で抑えられる力がありませんでした。

しかし2020年、京山は2軍での登板でいきなり150kmを超える直球を何度も投げるなど、球速が一気に伸びてきました。おそらくオフに球速アップのための取り組みをしてきたのだと思われます。その影響で少し故障もあったようですが、乗り越えてしっかり身体づくりをして球威の弱さを克服してきました。

この影響で2軍では制球がやや粗くなってしまいましたが、奪三振を取れる投球ができるようになり、9月には1軍昇格を果たしました。1軍では6試合に登板して防御率4.66でしたが、QS率40%でこれは京山のキャリアハイになります。6回まで安定して投げれる力が身についてきていて、ローテの一員として頭角を現してきました。

 

2021年に期待すること

2020年に成長を遂げた京山にとって、2021年は1軍へ定着するための大事な年になるでしょう。高卒5年目を迎え、ドラフト1位指名された入江と同級生ですし、もう1軍戦力として競っていく立場になります。そのために2020年は良いアピールができたと思いますし、開幕からローテに定着できることを期待したいです。成績としては「15試合 90回 防御率3.50 QS率50%」を期待します。シーズンの大半はローテに定着して安定した成績を残して、先発ローテの一角を奪い取って欲しいです。

DeNAの先発は2019年までは安泰でしたが、2020年は今永・平良の故障があったり東がトミージョン手術をしたりと主力の離脱があり、先発の頭数を確保するのも大変な状態でした。先発の強化は今後の課題にもなりますし、そこへ京山がローテに定着してくれれば大きな助けになります。将来的にはエースになって三浦監督の現役時代のような活躍を期待したいです。

 

 

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