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【横浜DeNA】山下 幸輝 選手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は山下 幸輝 選手です。

 

2020年の振り返り

山下は2020年に大卒6年目を迎えた27歳の内野手です。6年間で1軍で規定打席に載ったことは無く最多で100打席、打率も.250を上回った年は無くOPSは.550を上回ったこともありません。このキャリアで27歳という年齢を考えると、正直かなり厳しい立場にいて、おそらく今季開幕前の段階だとこのままオフに戦力外というのが濃厚だったでしょう。

ただ、山下は今季7月に昇格すると、7・8月は主に代打で結果を残せました。

7・8月の打撃成績は23試合 28打数 8安打で打率.285の成績、出塁率.333 長打率.321 OPS.654と、この短い期間だけですが自身のキャリアハイを大きく上回る結果を残しました。この結果を残せたことで来季残留を勝ち取ったとも言えると思います。

ただ9月以降に大きく失速し、終わってみれば今季は打率.209 OPS.517という今までのシーズンとあまり変わらない結果になってしまいました。このままだと来年も山下はチームに残留できるかの瀬戸際の位置にいることになるでしょう。

1軍は内野もレギュラー選手が定着してきてますし、若い選手の台頭も見えてるので山下が活躍できる場というのも少なくなってきています。2021年もおそらく1軍に上がってきたら代打要員という形になるでしょうし、1打席1打席で結果を残していかないといけない厳しい立場になるでしょう。

 

2021年に期待すること

キャリア成績や年齢面を考えれば、2021年は2020年以上に1軍で結果を残さないと、オフに厳しい宣告が待っています。そうならないようにするには1軍で結果を残し続ける必要があり、2020年の7・8月の成績をそのままシーズン通して維持し続けることが大事です。山下にとっては難しいかもしれませんが、結果を残せている選手たちは皆このぐらいの成績を出せていますし、山下は今まで以上の結果を残す気持ちで臨む必要があるでしょう。

そこで期待する成績は「150打席 打率.280 1本塁打 OPS.700」です。この成績は2020年山下の好調期間のまま、シーズン通して1軍にいれた場合の成績になります。そして欲を言うなら本塁打を1つ打ってほしいという期待を込めています。

山下の場合、守備面で正直アピールできる部分が弱く、現状だと一塁と三塁のバックアップ要員ぐらいです。なので尚更打撃で結果を残す必要があり、ポジション的には本塁打を打てないとなかなか魅力がありません。山下は2019年に1軍で本塁打を1本打った実績があり、2軍でも毎年本塁打を打っています。パワー自体はまだあると思いますし、好調の状態を維持できればきっと打てるでしょう。

このように結果を残していき1軍控えやたまにスタメン出場しながら、この先も長くプロ野球選手として活躍して行くことを期待してます。

 

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