2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。
今回は東妻捕手です。
2020年の振り返り
東妻捕手は2019年ドラフト4位で指名された智辯和歌山高出身の捕手で、森や田部と同世代になります。強肩強打、身体能力が売りの捕手で入団してきましたが、1年目は2軍でもなかなか厳しい結果に終わりました。
【2軍成績】
32試合 69打席 57打数 4安打 0本塁打 8四球 28三振
打率.070 出塁率.179 長打率.105 OPS.284
高卒ルーキーとはいえ完全2軍では抑えきられてしまい、打撃面での長所を発揮することなくシーズンを終えてしまいました。同級生の森や田部はもう少し成績が良かったので、これには本人が1番悔しい思いをしていたと思います。
ただ、東妻は捕手なのでまずはプロの捕手としての技術習得や守備面を鍛え上げられた年になったはずです。2軍では26試合でマスクを被り、2軍捕手陣の中では山本に次ぐ出場数でした。守備も失策が多く課題は沢山見つかりましたが、1年目にこうしたプロの壁を体験できたのは今後に活きると思います。
大事なのはここからどう成長するかなので、まずは今シーズンの課題を考えてオフにトレーニングを行い、来年少しでも成長した姿を見せて欲しいです。
2021年に期待すること
1年目は攻守共にプロの壁に当たってしまった東妻捕手ですが、高校時代の身体能力の高さを考えれば、ここから成績を伸ばしてくることは可能でしょう。そういった成長を期待して、2年目に求めたいのは「打率.200、OPS.600以上」という成績です。捕手なのでまずは守備面から鍛えていくことが大事ですが、打撃面もやはり最低限のものは求められますし、1年目の状態のままではかなり厳しいです。
今後1軍に上がっていくうえでも、最低限求められるのがこの打率・OPSになると思いますし、まずはこの成績を残して、そこから自分の持ち味や長所をアピールしていって欲しいと思います。
DeNAは1軍で戸柱・伊藤光・嶺井・高城らがいて、2軍にも山本・益子らがいる状態で、人数は揃っています。東妻を2軍で育てる時間は十分に持てると思いますし、焦らず課題を1つずつ突破していって欲しいです。
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