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【横浜DeNA】嶺井 博希 捕手への期待・成績【2021年】

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2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は嶺井 博希 選手 です。

 

2020年の振り返り

嶺井選手は2013年ドラフトで3位指名された大卒捕手で、2020年は7年目で29歳でした。打撃が売りで長打や本塁打を打てるパワーもあるのが特徴ですが、反面キャッチングに不安定さがあり、二塁送球やブロッキングなどを捕手としての守備力でもなかなか秀でている面が無いです。

これらの面から正捕手としての起用が難しく2番手・3番手捕手という位置にいることが多いです。キャリアハイでも2018年の91試合出場に留まり、その後伊藤光がトレード移籍して、2020年には高城が入ってきたこともあって、1軍と2軍を行ったり来たりするような立場になってしまいました。

ただ、2020年の打撃成績は60打席ながら打率.327 OPS.765の成績を残していて、打撃面は大きくアピールできた年になったと思います。あとは守備面でも一定の評価を得られれば1軍常駐できる捕手になるでしょう。

 

 

2021年に期待すること

嶺井は打てる捕手としてアピールしていくことができる選手ですし、この点は他の捕手陣に無い武器になります。ファンの間でも打撃優先で嶺井の起用を増やして欲しいという意見は多く聞きますし、今の併用制の状態ならむしろ嶺井にとって自分の長所をアピールするチャンスと言えるでしょう。なので2021年も打撃面でしっかりと結果を残しつつ、守備面の強化をしていって欲しいです。

期待する成績としては「100試合 250打席 打率.300 5本塁打 OPS.800」です。ここまでの成績を残せれば紛れもない打てる捕手ですし、首脳陣も嶺井を積極的に起用するようになるでしょう。仮にスタメンでなくても、中盤以降で捕手に代打を送る場面で嶺井がいれば、代打→捕手起用ができて代打要員を1人余計に使わずに済みますし、采配面で助かる存在になります。こうして打撃面で結果を残しつつ、守備面ではキャッチング、ブロッキング、盗塁阻止率で標準並みの結果を残せれば、スタメンで起用される回数も増えていくでしょう。

2020年は嶺井は井納と組むことが多く、その井納が移籍してしまったので専属投手がいない状態になってしまいましたが、2021年は新加入の投手もいますし、2軍から上がってくる若手も多いと思うので、そういった投手たちの力を引き出せるようにリードしていければ、専属の投手ができてくるでしょう。

そうして捕手としての実績を積み重ね、これから1軍正捕手を狙っていけるよう結果を残して欲しいです。

 

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