2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回はエドウィン・エスコバー 投手です。
2020年の振り返り
エスコバー投手は2017年の7月に日本ハムと交換トレード(相手は黒羽根)で、DeNAに移籍してきました。来日が2017年からなので日本ハムには4ヵ月程度の在籍で、外国人選手が1年目からトレード移籍するのは異例でした。1軍でなかなか結果を残せなかった外国人リリーフに対して、DeNA側は捕手の黒羽根を放出したことで不安もありましたが、その後の活躍ぶりを考えると大成功のトレードと言って良いでしょう。
DeNAに移籍してきてからはすぐに1軍で起用されましたが、日本ハム時代よりも安定した成績を残しました。当時は左のリリーフに田中健・砂田らが起用されていましたが、速球派の左腕ではなかったのでエスコバーが加入したのは左腕のバリエーションを増やしました。
その後は2018年に53試合で登板、19年は74試合で登板、20年も56試合で登板という毎年必ず1軍でフル回転して結果を残し、防御率を見ると年々良化していくという素晴らしい活躍ぶりを見せています。現状のリリーフ陣の中でも間違いなくトップクラスで、安定感とタフネスさはどの選手にも代えがたい貴重な存在といえます。
しかも20年時点ではまだ28歳という若さで、まだまだ先がありますし今後が楽しみな投手です。
2021年に期待すること
2021年は29歳で、まだまだ速球は衰えることが無いと思いますし、これまでの実績を考えれば十分活躍が見込めるでしょう。現状でもリリーフでトップクラスの結果を残せていますが、この状態を2021年以降も長く維持して欲しいですね。
なので期待する成績としては「70試合 防御率2.50 30ホールド 奪三振率10.00 与四球率3.00」です。これはエスコバーのキャリアハイの成績とほぼ同じで、既に到達したことがある成績になっています。なので十分達成可能だと思いますし、この成績を21年だけでなくこの先何年も続けて欲しいという期待も込めています。
2021年はパットンがいないのでエスコバーに対しての期待が更に高まりますし、主力のリリーフとしてフル回転してくれると首脳陣も計算しているでしょう。DeNAでも5年目を迎えて実績も十分ですし、今年も安定した結果を残してくれることを楽しみにしています。
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