データで語るドラフト・育成論

プロ野球ニュース解説、ドラフト候補紹介、野球関連の持論・考察・寸評などを記事にしています。

【横浜DeNA】中井 大介 選手への期待・成績【2021年】

f:id:hamanontan:20210102184914p:plain

2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回は中井 大介 選手 です。

 

2020年の振り返り

中井選手は2018年オフに巨人を戦力外になった後、DeNAが獲得しました。DeNAとしては右打者で内野を守れるユーティリティプレイヤーがいなかったので、中井を獲得して内野の層を厚くする目的があったのだと思われます。

2019年はその期待にこたえる形で、打撃成績としては打率.250を切る程度でしたが、対左投手での成績が良い結果となりました。丁度ラミレス監督が相性をとても重視するタイプだったので、対右投手に強かった柴田選手と併用する形でセカンドのスタメン起用の機会が多くありました。この点はラミレス監督としてはとても起用しやすい選手と言えたでしょう。

2020年は逆に右投手との相性が良い結果になり、右投手相手のスタメンで起用されることもありました。ただ、大和・倉本らが結果を残し、柴田の成績も上がってきたことからやや存在感が薄れてきており、今一度アピールが必要になってきそうです。2021年には2軍から伊藤裕が昇格してきたり、ドラフトで牧を獲得したり、人的補償で田中俊も獲得してきた影響で中井のポジションは競争になってくるでしょう。ここで何とか存在感を見せる結果を残し、常時1軍に居れるような信頼を勝ち取ることを目指して欲しいですね。

 

2021年に期待すること

伊藤裕や牧も中井と同じ右打者なので、彼らが今後中井のポジションを奪いに来る可能性は非常に高いです。中井の方が実績や経験がありますが、それだけでは若さや期待値で抜かれてしまうため、しっかり結果を残していく必要があるでしょう。

中井が1軍定着するために「100試合 300打席 打率.280 5本塁打 OPS.750」を期待します。これは2020年倉本の成績を基準に更に良い成績を残せることを期待しています。中井の場合、時にはファーストを守ることもあるのでこれだけの打撃成績が残せれば、代役のファーストとしても文句なしになるでしょう。伊藤裕や牧にとってもこの成績を超えることを目標にして高いレベルで競って欲しいですし、若手の壁として君臨し続けて欲しいです。

戦力外から獲得した選手ですが、息の長い活躍を期待しています。

 

 

【横浜DeNA関連の記事】

 

 

【スポンサーリンク】