2021年へ向けて、選手1人ずつにそれぞれ期待することを書いていきます。今回はデラロサ選手です。
2020年の振り返り
デラロサ選手は2020年から育成選手として契約を結んだ外国人内野手です。
身長188cm、体重92kg年齢は24歳です。MLBでの出場経験は無く、DeNAに入団するまではマイナーのA-,A,A+などのリーグに所属していました。守備は内野全般を守り、最も多かったのがセカンドです。
DeNAに入団してからも2軍で一・二・三塁を守っています。守備面はやや粗くエラーも多いですが、まだ若いので二塁や三塁を守れるようにしておくのは、球団の方針かもしれません。
打撃面を見ると、2軍の他に神奈川フューチャードリームスにも派遣されていて、それぞれの成績は以下の通りです。
【2軍】
25試合 50打席 打率.205 本塁打0 打点5 盗塁1 出塁率.300 長打率.250 OPS.550
【神奈川FD派遣】
33試合 124打席 打率.208 本塁打4 打点25 盗塁5 出塁率.315 長打率.387 OPS.702
神奈川FDの方では打率こそ低いものの本塁打を4本打っており、盗塁も決めて出塁率・長打率がやや高くなっています。2軍だと本塁打が無いため打点・長打率が低くなっていますが、それ以外は神奈川FDとそこまで違いはありません。
こう見ると課題としては打率の向上で、バットコントロールを磨くことが大事になるでしょう。打率に比べて出塁率が高いのは長所として考えられますし、これで打率が上がれば出塁率も更に上がって.350~.400の範囲までになるはずです。本塁打や長打率にしても安打の割合が増えれば自然と増えていけると思いますし、ここからはバットコントロールが重要になってくるでしょう。
2021年に期待すること
2020年の成績からデラロサの打撃面での課題ははっきり見えるので、あとはどう磨いていくかが大事になりそうです。神奈川FDの方で好成績になっているので、その感触を2軍でも活かせればもっと伸ばしていけるでしょう。
その上でデラロサに来季期待する成績は「100打席 打率.250 本塁打5 OPS.750」です。打率がやはり.250は欲しいところで、そうなればデラロサの出塁率とパワーでOPS.750以上にすることは可能でしょう。2軍でこれだけの結果を残せると支配下登録も見えてくるでしょうし、2020年からの大きな成長になります。
1軍の外国人野手はソトとオースティンがいますが、彼らのバックアップ的な選手は今のところ獲得していません。デラロサが結果を残して支配下登録されるようになれば、内野を複数守れますしバックアップ要員としては適任です。
まだ来季は2年目なので焦る必要は無いですが、いずれそういう立場になれるよう結果を残して支配下登録を勝ち取ることを期待したいですね。
【横浜DeNA関連の記事】