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【横浜DeNA】春季キャンプメンバー振り分け発表【2021年】

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DeNAの2021年春季キャンプのメンバー振り分けが発表されました。

 

春季キャンプ1軍・2軍振り分け発表

DeNAは1月25日、2月から始まる春季キャンプに参加する選手の1・2軍振り分けを発表しました。振り分けは公式サイトでも発表されていますので、詳細は以下のリンクからご参照ください。

2021年春季キャンプ参加メンバーについて | 横浜DeNAベイスターズ

この中で気になった点や、三浦監督独自色が出たと思った点についてまとめてみました。

 

ルーキーは入江・牧・池谷が1軍スタート。新加入の田中俊も

2020年ドラフトで指名されたルーキーの中では、ドラ1の入江、ドラ2の牧、ドラ5の池谷の3人が1軍スタートとなりました。支配下の大卒・社会人の3人が選ばれた形で、即戦力の可能性があると考えられているのでしょう。

入江は開幕からローテ入りを期待されていますし、牧も二塁・三塁のレギュラー争いに食い込むことが期待されています。池谷も左のリリーフとして1年目からフル回転で活躍が期待されているでしょう。3人共最初から全力でアピールして、開幕1軍を勝ち取って欲しいです。

他に梶谷の人的補償として新たに入団した田中俊も1軍メンバーに入りました。田中俊は内野のユーティリティとして期待できる能力がありますし、開幕1軍を十分狙える選手だと思います。田中俊も心機一転して全力でアピールして欲しいですね。

 

山﨑康2軍スタート、手術明けの今永・東も2軍から

1軍スタートとならなかったことで驚きだったのが山﨑康です。山﨑康はプロ入りした2015年から6年連続で春季キャンプは1軍スタートでしたが、今年はまさかの2軍スタートです。こうなったのはおそらく、昨年1軍ではなかなか安定した結果を残せなかったことを踏まえての判断だったのでしょう。三浦監督は山﨑康に対して、自分のボールを取り戻して欲しいと語っていることから、現時点ではまだ山﨑康は良いときの状態になっていないということだと思います。山﨑康は開幕時には1軍にいられるよう、キャンプ中に自分の投球を取り戻して欲しいですね。

昨年肩を手術した今永と、肘をトミージョン手術した東の2人もキャンプは2軍スタートとなりました。東はブルペン入りできるまでには回復しましたが、そこから一進一退の状態になっているようで、まだ2軍で様子を見ながらという判断になったようですね。

この2人に関してはしっかりと治して1軍に上がってきて欲しいですが、三浦監督としてはオフにこの2人に関して「上がってきてもらわないと困る」と言うほど戦力として考えています。2軍で元の力を100%取り戻すように万全な状態にしてきて欲しいですね。

 

三浦監督の色が出た1軍抜擢

1軍スタートとなった選手で、三浦監督の独自色が出たと思われる選手がいます。

阪口皓亮・山本祐大・宮本秀明・関根大気の4人です。

阪口は昨年2軍キャンプスタートでしたが、今年は1軍スタートになりました。これは三浦監督からの期待の表れと言えるでしょう。阪口は昨年2軍で好成績を残しましたし、1軍でも11月の登板で好投を見せました。今年は高卒4年目で、そろそろ1軍定着が期待される時期です。先発ローテに不安がある現状も考えて、阪口に対して三浦監督も大きな期待を寄せていることでしょう。

山本も戸柱・嶺井・伊藤光らと共に1軍キャンプスタートになりました。山本は昨年、2軍が殆どでしたが、その分三浦監督がしっかり見てきたということになります。年始の三浦監督と中畑元監督との対談では、山本の守備面での成長ぶりを言及していましたし、期待を寄せている選手であることは間違いないですね。1軍捕手は戸柱・嶺井・伊藤光・高城らがいるのでなかなか入る隙が無いですが、このキャンプ中にしっかりアピールできれば開幕1軍の可能性も出てくるでしょう。

 

宮本は昨年の春季キャンプでは2軍スタートでしたが、今年は1軍スタートになりました。宮本は社会人出身で今年は4年目になりますし、そろそろ1軍で結果を出さなければいけない時期と言えるでしょう。昨年は終盤に1軍昇格の機会があり、5打数2安打と少ない出場機会ながら結果を残しました。俊足を活かした守備走塁ができる点は采配の幅を広くしますし、三浦監督としても戦力として期待してることでしょう。長所をしっかりアピールして開幕1軍を掴んで欲しいですね。

関根は昨年、一昨年と春季キャンプ2軍スタートになっていました。もう高卒8年目でなかなか1軍に定着できていないことから厳しい立場になっていましたが、2021年は1軍スタートになりました。これは三浦監督の色が出た抜擢と言えるでしょう。関根は2020年は1度も1軍昇格が無かったですが、それで1軍キャンプメンバーに入ったということは、三浦監督が昨年2軍で関根を見てきたことが影響しているのは間違いないですね。梶谷がFA移籍したことでセンターを守れる外野手が1人いなくなったことになりますし、その分を関根を昇格させることで穴埋めしようと考えているのかもしれません。関根にとっては久しぶりの大きなチャンスと言えますし、是非三浦監督の抜擢に応える活躍をして開幕1軍に入ってきて欲しいですね。

 

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