データで語るドラフト・育成論

成績・データからドラフト候補や若手選手の育成状況についてまとめているブログです。

【ドラフト2021】高校生ドラフト候補一覧

f:id:hamanontan:20201112193500p:plain

2020年のドラフト会議が終わったばかりですが、来季の2021年に注目されそうなドラフト候補について、今のうちからピックアップしてみました。

今回は高校生編で、特に注目を集めている10名をリストアップしました。

ドラフトに詳しい方にとってはやや内容が乏し感じになっているかもしれませんが、初回の紹介記事ということで、ひとまず名前と簡単な特徴を記載しています。 

森木 大智(高知高)

右投右打 投手

1年の春から注目を集めている投手で、完成度の高さは間違いなく世代トップクラス。最速151kmで直球の質が良く、スライダー・カーブなど変化球の質も良い。1年時から「フォームを含めて悪いところは見つからない」とスカウトがコメントを残しており、ここまで順調に育ってきている。

課題としては現時点では無さそうだが、大きな大会で結果を残した経験が無いので今後も順調に成長していき3年時に大会で結果を残せると、ドラフト1位も十分あり得る。

 

小園 健太(市和歌山)

右投右打 投手

184cmと長身で角度があり、最速152kmの直球は球威十分。カット・スライダー・カーブ・チェンジアップなど多彩な球種でどれもキレがあり、癖の少ないフォームなので安定した投球ができている。スカウトからは早くも「奥川2世」と声が出るほど、完成度の高さを評価されている。

森木と並んで現時点で世代トップ評価と言っても過言ではない。あとは一冬越えてどこまで成長できるか。来年ドラフト時に奥川クラスまで評価を高められるか。

 

関戸 康介(大阪桐蔭)

右投右打 投手

最速154kmの球速は2020年11月時点で世代トップ。2020年夏の大阪代替大会で計測。直球は球速だけじゃなくノビも良く、肘を柔らかく使った腕の振りで球持ちが良い。身体能力が高く伸びしろも評価されている。一冬越えればさらに球威が増してくると期待されている。

課題としては制球面と、投球の幅の広さ。現状だとストレートのみの評価が強く、まだまだ粗削りなので投手としての総合力を磨いていくことになりそう。

 

松浦 慶斗(大阪桐蔭) 

左投左打 投手

現時点での高校生左腕No.1の球速で、夏の大阪代替大会で150kmを記録した。186cmという長身も世代トップクラスの高さで、恵まれた体格から打者のインコースにしっかり投げ込む。履正社戦では3回を無失点に抑える好投を見せ、DeNAドラフト4位・小深田とは真っ向勝負し2打席を凡退させた。球威・身長・大舞台での強さなどが揃っており、あとは結果を残していければ更に注目を集めそうだ。

 

畔柳 亨丞(中京大中京)

右投右打 投手

1年秋に肘を痛めた経験があるが、2年秋には最速151km、コンスタントに145km前後を投げれるまでになっていた。秋の大会では東海大会を優勝まで導き、準決勝では7回完封(コールド勝ち)の結果を残した。怪我で1年近くブランクがあり大舞台の経験も少ないが、怪我を乗り越え順調な成長を見せている。来年センバツで結果を残せば、世代トップクラスの注目を集める投手になりそうだ。

 

風間 球打(ノースアジア大明桜)

右投左打 投手

最速150kmで角度のある直球が持ち味で、2019年には元巨人投手コーチ/横浜監督を経験した尾花高夫の指導を受け、球威に磨きをかけた。変化球はスライダー・カーブ・フォークなどがあるが、まだ制球面が安定せず直球頼りになっている。野手としても打撃が良く主軸を任されるほどの力があり、身体能力は高い。現時点では素材型の域を出ていないが、一冬越えて投球幅が広がってくれば、大きく開花する可能性を持っている。

 

阪口 樂(岐阜第一)

右投左打 投手兼一塁手

現時点で187cm90kgと大型な体格でパワーがあり、打撃が柔らかく広角に長打を打てる技術も備える。甘い球を仕留める見極めと集中力もあり、スカウトは長距離砲としての素質を高く評価している。投手としても最速143kmを投げ、角度と球威のある直球主体で抑え込むことができており、癖の無さはスカウトからも評価されている。

2年秋の東海大会では10打数無安打と完全に抑え込まれてしまい、まだ粗さはあるが一冬越して打撃を更に磨いてくれば、天性とも言える素質と相まって高校生トップクラスの評価になる可能性もある。

 

前川 右京(智弁学園)

左投左打 外野手

1年夏から4番を任され、甲子園でも4番打者として2つのタイムリーを打つ活躍をした。力強いスイングのパワーヒッターで、11/1時点で高校通算29本。29本目は近畿大会の決勝戦で、同じドラフト候補の関戸から特大弾を放った。公式戦での本塁打が9本で大舞台での強さがある点はプロ向き。守備位置は主に左翼。

まだ下半身の使い方に課題があるため、改善してよりプロ向きのフォームと打撃にできれば同校を卒業した岡本にも近づいていけるだろう。

 

徳丸 天晴(智弁和歌山)

右投右打 外野手

1年春から4番を任される右の長距離砲。リストの強さがあり飛距離のあるホームランを打てるのが特徴的。2学年上に黒川・東妻、1学年上に細川がいたが、彼らを押しのけ4番に座るほどのパワーを持つ。右翼を守るが強肩で、矢のようなバックホーム送球を何度もできているのが魅力。

課題は打撃の粗さと注目投手からの打撃。1年時に比べると三振の数は減ってきてるが、確実性のある打撃ができるよう成長が必要だ。大舞台で注目投手から打てるような実績も欲しい。

 

吉野 創士(昌平高)

右投右打 外野手

1年夏から3番を任され、埼玉大会では2本の本塁打を放つ結果を残した。引っ張りでも逆方向でも本塁打を打てるパワーは魅力。2年夏の埼玉大会では左翼が一歩も動けなかった推定120m弾を打ち、飛距離と確実性が増してきた。50m6秒1と足が速く埼玉大会では7試合で2つの盗塁を決める。肩の強さも評価されていて、走攻守で活躍できる身体能力の高い右翼手

1年時から順調にきてるので、この成長を維持したまま3年では大舞台で結果を残せると、一気に注目される選手となりそうだ。

 

 

高校生ドラフト候補の全体的な傾向

2021年の高校生のドラフト候補を全体的に見てみると、投手と外野手が豊作の年となりそうだ。投手に関しては既に150km超えが6人もいて、森木・小園に関しては現時点でも過去のドラフト1位指名投手と肩を並べるくらいの期待感がある。他にも関戸は更に球速を上げれば150km後半に到達するし、松浦は大型左腕でこれほどスケールの大きな左腕は希少性が高い。畔柳・風間は現時点ではまだ粗削りだが、伸びしろのある投手でここからの成長が楽しみだ。現時点で150kmに満たない投手でも、好投手は多く豊作の年となり得るだろう。

外野手に関しては来年は近年類を見ない豊作になる可能性を持っている。阪口・前川は飛距離のある注目の左のスラッガー徳丸は粗削りだがパワーは随一の右のスラッガー吉野は3拍子揃った身体能力抜群。この他にも一覧には載せてなかったが、大阪桐蔭池田 陵真外野手なども小柄ながらパワーのある1番センターとして注目を集めていて、外野手の注目度が高まっている。また日本ハムの清宮の弟の清宮 福太郎(早稲田実業)もスラッガーとして注目を集める。

反面、捕手・内野手が現時点ではやや物足りなさがある。県岐阜商高木 翔斗は送球精度の良い大型捕手、市和歌山の松川 虎生は強肩強打で捕手技術も高いが、今のところ注目を集めてる捕手はこの2人ぐらいだ。

内野手だと三塁手千葉学芸高の有薗 直輝が右のスラッガーとして注目。花咲徳栄浜岡 陸はU-12日本代表にも選ばれた経験があり身体能力が抜群の遊撃手。中京学院中京の小田 康一郎は阪口(岐阜第一)からホームランを打ったこともある強打の三塁手高野山渡邉 大和は広島ドラフト4位指名の小林 樹斗から右越えのタイムリーを打っている三塁手。主なところだとこの辺りの名前が挙がるが、投手や外野手に比べると注目度はまだ高くない。

高校生は一冬越えてどこまで成長を見せるかで評価も大きく変わってくるので、あくまで現時点での評価に過ぎないが、是非来年はどのポジションでも豊作と呼ばれるぐらい多くの選手が台頭してきて欲しいところだ。

 

【スポンサーリンク】