横浜DeNAの今季のファームでの注目選手や見どころについてまとめてみました。
投打で期待できるルーキーが新加入
まず今季は新しく２軍で育成する選手が加入しています。具体的にはドラフトで指名した松本投手・小深田選手・高田投手・石川投手・加藤投手らです。彼らは今季は２軍で実戦経験を積んでいくことから始まるでしょう。DeNAは高卒１年目からでも２軍戦は積極的に出していく傾向が強く、投手の場合は５０イニング以上、野手は３００打席以上を大体の選手に経験させています。
投手のタイプ的には松本・高田・石川の３人を先発として育成し、加藤をリリーフとして育成していくのかもしれません。各々をどう試合で投げさせて育てるのか注目です。
【横浜DeNA】松本 隆之介投手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
【横浜DeNA】高田 琢登 投手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
【横浜DeNA】石川 達也 投手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
【横浜DeNA】加藤 大 投手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
野手は小深田１人ですが、おそらくサードは小深田がメインで起用されるでしょう。現状宮崎の後釜がいない状態ですし、小深田を今年１年しっかりとサードで鍛え上げて将来のサードレギュラー候補に育てていくと思われます。小深田は春季キャンプ中の練習試合でも安打を打てましたし、１年目から２軍で好成績を残すことを期待したいですね。
【横浜DeNA】小深田 大地選手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
高卒２年目組もまだ２軍での育成に
昨年の高卒ルーキーの森・東妻・田部・浅田らも、今季は２軍での育成がメインになるはずです。これは実力的に１軍が難しいというよりも、昨年は試合日程がかなり短縮されてしまった影響で、なかなか実戦経験を積ませることができませんでした。
なのでシーズン通して試合に出続けることや、その中で調子を上げていくことをまだ経験していく必要があり、１年目にできなかったことをこの２年目にしっかりやっていくことになるでしょう。
個人的には森・田部にはそれぞれ400打席以上経験してもらいたいですし、その上でOPS.700以上の結果を残して昨年よりも打撃面で成長を見せて欲しいです。守備も２年目なので安定感が出てくると思いますし、２人で二遊間をしっかり守れるような形ができると良いですね。
【横浜DeNA】森 敬斗選手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
【横浜DeNA】田部 隼人選手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
東妻も１年目は捕手練習に時間を割いてなかなか打撃で結果を残せませんでしたが、２年目の今季は攻守共に結果を残すことを期待してます。
【横浜DeNA】東妻 純平 捕手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
浅田は今季はもう２軍エースとなってシーズン通してローテを守り切って欲しいです。終盤には１軍に上がってこれるぐらいに結果を残すことを期待してます。
【横浜DeNA】浅田 将汰投手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
素材型の育成外国人選手たちの状態チェック
DeNAが育成外国人を沢山抱えるようになっており、今季はレミー、デラロサ、ディアス、スターリンと４人も育成外国人がいます。彼らはまず無事に早期に来日することを達成しないといけないですが、来日してくれば神奈川フューチャードリームスへの派遣と掛け持ちで２軍戦でも出場があるでしょう。
投手陣のレミー、ディアス、スターリンらは全員球威はあるものの制球難の部分が強く、そこが改善出来ているかが注目です。
【横浜DeNA】レミー・コルデロ 投手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
【横浜DeNA】ジョフレック・ディアス投手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
【横浜DeNA】スターリン・コルデロ 投手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
デラロサはパワーがあり、守備でもショート以外の内野を全般的に守れますが、攻守どちらも粗さが目立ってなかなか安定した成績を残せてないので、今季はその粗さをどこまで改善できているか注目です。
【横浜DeNA】フランディー・デラロサ選手への期待・成績【2021年】 - データで語るドラフト・育成論
DeNAとして外国人育成に力を入れてることもあり、彼らの中から支配下登録されて１軍で活躍できる選手が出てきて欲しいですね。
仁志二軍監督の指導や采配にも注目
今季の見どころは選手たちだけではなく、新二軍監督の采配や指導がどうなるかにも注目です。DeNAの２軍監督の場合、フロントと一体となって指導や育成方針を決めていくので、仁志二軍監督が全て決められるわけでは無いですが、それでも監督の色は出てくるでしょうし、特に仁志２軍監督は指導面で良い効果を期待できそうです。
施設・設備面も新しくなって若い選手が野球に集中して取り組める環境になってきたと思いますし、２軍からどんどん１軍で活躍できる選手を出していって欲しいですね。
ファームの日程や、観戦に必要な情報、横須賀スタジアムへのアクセスについては以下の記事にまとめています。
