2018年に台湾で開催された「2018アジアウインターベースボールリーグ(AWB)」(通称:台湾WL)は11月24日から始まり、12月13日にレギュラーシーズンの全日程を終えました。
2018年 台湾WL出場チーム
・JABA(日本社会人野球)選抜
昨年出場した米国&欧州混成チームは不参加で、5チームの参加で開催されました。
2018年 台湾WL順位表
レギュラーシーズンの順位は以下の通りです。
2位 JABA(日本社会人野球)選抜
12月14日から4位以上のチームによるプレーオフが行われ、12月16日に優勝決定戦が行われます。
NPBウエスタン選抜は残念ながらプレーオフ進出はなりませんでした。
NPBイースタン選抜 投手成績
防御率3点以下の投手が殆どで投手成績の良さが光りました。
梅野(ヤクルト)は7試合全てリリーフ登板で無失点。被安打率の低さや奪三振率の高さなど内容も素晴らしい成績です。
他にも池田(楽天)・本田(西武)・中塚(西武)・大江(読売)は防御率1点台の成績。
これだけ好投した投手が多く、この投手力がリーグ戦1位突破の要因と言えるでしょう。
NPBイースタン選抜 打撃成績
塩見(ヤクルト)がチーム内で突出して良い成績になっています。打率4割台、OPS1.200台の大活躍で打率・安打数・塁打数の3つの部門でトップになりました。この台湾WLを通じてヤクルトの塩見はとても注目される選手になりましたね。
2位の松本(ヤクルト)も.379と高打率で捕手でこれだけの打撃成績を残したのは素晴らしいと言えるでしょう。
村上(ヤクルト)が4本塁打で、本塁打・打点の2つの部門でトップになりました。
このように今回はヤクルトの選手が打撃で大活躍しました。
NPBウエスタン選抜 投手成績
ウエスタン投手陣は打ちこまれてしまった投手が多いですが、その中でも田浦(ソフトバンク)は防御率0.56で防御率の部門でトップになりました。
渡邉(ソフトバンク)・K-鈴木(オリックス)も防御率1点台で好投しました。
NPBウエスタン選抜 打撃成績
チーム内では宮本(DeNA)が打撃成績でトップ。
他にも山本(DeNA)が3割超えの高打率の成績を残しました。
佐野(オリックス)が11盗塁で、盗塁部門でトップになりました。
まとめ
日本から毎年出場している台湾WLですが、今年も各球団若手にとって実戦の経験を積むことができる貴重な機会になったことでしょう。
ここで活躍することが必ずしも来年のシーズンに反映されるとは限りませんが、過去には吉田正尚(オリックス)のようにここで好成績を残した後、チームの主力打者に育ったケースもありますし、この経験が選手達に活きていくと良いですね。
普段2軍や3軍の試合に出てる選手が大半で、こういう大会があることで普段見ることのできない若手を見て活躍が分かることはファンにとっても嬉しいことだと思いますし、来年以降も継続していって欲しいと思います。