データで語るドラフト・育成論

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【ドラフト2018】根尾 昂(内・大阪桐蔭)についての1000文字考察

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根尾 昂(ねお あきら)

177cm 76kg

右投左打

守備位置:遊撃手・投手・外野手

 

 

3年夏の甲子園成績

位置 打数 得点 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 失策 本塁
(遊) 4 1 2 0 0 0 0 0 0 0 左3 中直 一ゴ 左2 -
(投遊) 3 1 2 1 1 2 0 0 0 1 四球 四球 中安 中本 空三
(遊) 3 1 1 0 1 1 0 0 0 0 四球 空三 右2 三失 -
(投遊) 4 1 1 1 2 1 0 0 0 1 左本 中飛 四球 空三 空三
(遊) 3 2 2 0 0 1 0 0 0 0 二ゴ 遊安 四球 中安 -
(遊) 4 2 1 3 0 1 0 0 0 1 四球 一邪

中本

左飛 二ゴ

 

選手としての特徴

身体能力については、ここ数年のドラフト候補でも比類無きレベルの高さ。

・最速150km近い球を投げれる投手

・広角に打てる打撃で高校通算30本

・遊撃手としての反応の良さと送球の速さ

・広い守備範囲と強肩を活かした外野手

これらの能力を全て持っていて、投手・遊撃手・外野手の全てを高いレベルでこなせる。

性格面では練習熱心で自分で考え行動し、とても意識が高い。

学業でも成績優秀との評価で、授業を熱心に聞き至って真面目。

監督に、授業の選択科目を野球のために物理にした方が良いか、と聞くような、全ての物事に対して野球と結び付ける考え方をしている。

 

管理人から見た進路と将来

高卒即プロ入りは間違いなく、これだけの能力と結果を残しているので数年で1軍主力となれる可能性を秘めている。

プロではまずはショートを守ることになるだろう。これはどこの球団に行っても同じだと思われる。

ただしプロ入り前の時点で投手・外野手もしっかりこなせる能力を持っているので、入団するチーム事情によっては他のポジションへ移ることもあり得る。

高卒1年目はまず2軍なり3軍なりで200打席以上を経験。ここで頭角を表すことができれば、1年目終盤に1軍出場もあり得る。

これだけの選手だとOPS.700以上は期待したい。

おそらくプロでは打撃よりも守備に苦労すると思われる。高校とプロでは打球速度が大きく異なり、高校で遊撃手の名手扱いされてた選手がプロでは二塁・三塁・外野に移ることは珍しくない。

この辺りは選手の特性だけでなくチーム事情も絡んでくるため、一概に遊撃手の適性が無いため移ったとは言えないが、逆に移ることで打撃に集中できることもあるため、良い面も悪い面もある。

1年目に2軍である程度ショートとして守れて問題無ければ、そのままショートとして育てていく球団は多いだろう。

2年目頃からはもう1軍昇格を見据えた準備期間となり、2軍成績もある程度突出したものが欲しい段階だ。チーム事情によっては1軍昇格もあり、1軍の力を知れる年になるだろう。

3年目にはもう1軍戦力として機能し、それなりに結果も求められる。

山田哲人坂本勇人・浅村栄斗らも3年目には1軍で400打席以上かそれに近い打席数を経験しており、もうこの段階で1軍戦力として見られている。

将来的には主軸打者として活躍できる選手だと思われるので、末は上記で挙げた坂本勇人山田哲人・浅村栄斗らのような二遊間を守れる主軸へ成長してもらいたい。

 

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